あげま VS さげまん

 「あげまん」は今から25年ほど前に上映された伊丹十三監督の作品で、宮本信子や津川雅彦などの主演でヒット、以来開運を呼ぶという「あげまん」が流行った。
当然だが、「さげまん」もあり、男性にとって「あげまん」の女性と肉体関係を結び、運勢が開ければこれほど幸せなことは無い。
ところが女性から誘われると、誰かれ構わずついて行くような、据膳に食いつく様な男性は、「さげまん」に捕まる確率が高いと言われ、災難に巻き込まれ自分の運勢を下げていく。
その格好の例が福岡選出の代議士先生で、安保法案に関連した発言が発端となって、政治資金の不正もマスコミで報道され、止めは週刊誌に愛人問題が書かれたことだ。
確かに芸者上りのホステスとは別れたものの、その後に遊びのつもりで関係を持ったクラブのママが、どうやら「さげまん」女性だったのか、今回の暴露記事になったようだ。
この女性、着物が似合う美人のママだけに言い寄る男も多く、
ママの同僚と結婚した男は、誘われて浮気したのが運の尽きで、
経営していた会社は倒産し本人は自殺、まさに浮気が命取りになり死に追い込まれた。
銀座のママの枕営業が裁判で認められる時代だが、縁起を担ぐ水商売において、「さげまん」の噂がたつと、店に閑古鳥が鳴くのは時間の問題で、心覚えのある男性は命が惜しければ、駅前の「厄除け八幡」にお参りして、お祓いを受けることだ。


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