新しくできた長崎・五島の上質な品が楽しめるお店「ひなかの」

薬院四つ角から高宮方面へ200mほど。
パチンコ屋A-parkのT字路で左に曲がり、すぐに見える看板が「ひなかの」です。

2017年10月18日にオープン。五島出身の店長が、選りすぐりの旬な食材を仕入れ、五島の「美味しい」を提供しています。
新鮮な魚はもちろんのこと、なかなか食べる機会の少ない“五島牛”の他、ジビエ料理が多いのが魅力的です。

カモは、炙り三切れや鴨葱鍋など、イノシシはメンチカツと香味焼き、シカはユッケ風とたたき、ウズラは身入り雑炊と山椒焼きがあります。

今回注文したのは、“鹿のユッケ風”。



薄めのタレが鹿のさっぱりとした味わいを引き立ててくれています。

さらに“猪メンチカツ”。
大小の猪肉が食感を楽しませてくれます。



どちらにも言えるのが、ジビエの生臭さがないこと。上質なお肉を仕入れられ、丁寧に調理されているのが分かる一品です。

これに“ご飯セット(白めし、みそ汁、つけもん、小鉢)”を頼んだらちょっと贅沢な定食になり大満足。おみそ汁のあおさがとても美味しかったです。



日帰りで五島に行く事は大変ですが、ここなら気軽に五島の雰囲気と味が楽しめますよ。

 

「ひなかの」
サイト:https://www.hinakano.com/
営 業:11:30~14:30(2名様~予約制)
16:30~翌2:00 ※深夜0時以降に入店される場合は要連絡
定 休:火曜日
電 話:092-521-6900
住 所:福岡県福岡市中央区薬院3-11-30エステートモア薬院通り106
(https://goo.gl/maps/tqiRawLwiCy)
座 席:40席(カウンター8席、テーブル4名席×4、8名席×2)
禁 煙:全席禁煙

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小料理屋・西海

 大正通りと城南線が交差する薬院四つ角、福岡信用金庫薬院支店からちょっと平尾寄りのところに、御年84歳の元気な女将が一人で切り盛りしている、カウンターだけの小さな料理屋「西海」がある。
だからメインの料理とみそ汁は女将が出してくれるが、ご飯はジャーから自分でよそわなければならず、またカウンターに並んでいる写真のような数種類のおかずも、皿に自分で食べる分だけを取れば良いシステムだ。
料金は700円だが、ご飯のお代わりは自由、またカウンターの上のおかずはどれでも食べ放題、手の込んだ料理は少ないが、非常にシンプルで素材が上手く活かされている。
早くに旦那と親思いの下の娘を亡くしたが、体だけでなくアゴも達者で良く喋り、数年前までは朝7時から朝食を出していたが、さすがに現在は昼食と夜の営業だけに止めているものの、結構遅くまで営業している。
店は小さいだけに調理場も狭いが,料理の手際の良さは抜群で、元魚屋の女房だっただけに、魚をこしらえる鮮やかな包丁さばきは見ていて気持ちが良く、「口八丁手八丁」がカウンターの中で調理しながら唄っているような店だ。
84歳とは思えぬ元気の良さで、とうの昔に働くのが趣味の域に達しており、客は老女将のお喋りを楽しみながら、飯を食いかつ酒を飲み、おまけに元気まで貰っている塩梅だ。