第四次安倍内閣誕生

自民党内における総裁選挙で、3選を果たした安倍総理は目出度く、第四次安倍内閣を発足させた。
対抗馬と目されていた自民党の岸田文雄氏は、派閥の領袖として禅譲の文字に惑わされ、自ら総裁選挙への不出馬を発表し、協力することでマスコミの関係者が、禅譲の言葉を使うことに期待していたようである。
しかし自民党支持者の中には、総裁選への出馬を期待していただけに、岸田文雄氏への失望感は大きく、今後の支持回復は困難となり、総理への道は遠をのいたようだ。
今回船出した在庫一層セール内閣では、安倍総理の自慢とする政策は、次第に敗色感が強くなり世論の支持率も低下し、来年の参議院選挙も難しくなり、早くも衆参同時選挙の噂も飛び交い始める。



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不屈の精神~激戦の福岡2区

 国会は安保法案を巡り会期が延長されて、国会内外での与野党の攻防が激しくなり、安倍総理の暴走を誰が止めるのか、安保法案が廃案になれば国会の解散は無くとも、総理が辞任に追い込まれる可能性も出て来ており、永田町には既に来年の衆参同時選挙の噂が流れている。
福岡2区は自民党の鬼木誠氏が現職の代議士だが、かつて山崎拓氏とも争った経験を持つ民主党の稲富修二氏が、虎視眈々と議席を狙っている選挙区でもある。
稲富修二氏は統一選挙の期間中、中央区や南区、城南区の候補者と一緒になって、朝早くから西鉄大牟田線や地下鉄の駅入り口を始め、市内幹線道路の交差点でノボリを立て、朝夕の挨拶を行っていた。
統一選挙が終わって当選した議員の大半は姿を消したが、稲富修二氏の行動は変わらず、1人で街頭に立って挨拶を続けており、その強い精神力には恐れ入る。
現職と異なり浪人の身だけに、時間があるのは当然だが、紹介して貰った家々を訪ねてポスターの掲示を依頼し、南区を中心に民主党のポスター掲示が多くなっているのは事実だ。
浪々の身だけにお座敷の声は少ないが、内にこもることなく、自分から積極的に出かけていき、小さな会合でも笑顔を絶やさずに顔を出しており、一人ひとりに温かみのある握手を繰り返せば、確実にファンが支援者に代わり、1票に繋がっていくのが見えるほどで、恐るべきは「稲富修二」である。


 
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県議会議員選挙・南区

~定数4議席に対し5名が立候補・少数激戦~
 前回の選挙では立候補者が現職の4名だけで無投票だったが、今回は民主党現職である新村雅彦県議(62歳)の子息が、前回落選した博多区からではなく、南区から市議選への出馬を表明したため分裂、そのため民主党福岡2区支部長の稲富修二元衆議院議員は新人の大田京子氏を擁立した。
新村雅彦県議は無所属での立候補となるが、教師として教壇に立っていた経験上、旧社会党に所属し教育関係者を基礎票に持っており、また柏原、桧原、大平寺には、地域に密着した独自の組織を形成していたが、支持者の高齢化も進んでいるため、今回どれだけの票が残っているかが課題だ。
一方来年夏に噂されている衆参同時選挙ともなれば、稲富修二氏にとって大票田の南区に、民主党県会議員は絶対に必要であるだけに、若さを強調した36歳の新人女性候補、大田京子氏を擁立したものだ。
しかし大田京子氏の事務所に若干の男性はいるものの、女性ボランティアを主体においているため、行動力に限界があることは否定できず、この点がウイークポイント。
終盤戦を迎えて、民主党中央区の原中誠志県議と城南区の守谷正人県議はともに堅実な選挙戦を行っており、2区のリーダーである稲富修二氏が自らの後援会を動かし、大田京子氏の知名度をどこまで挙げられるかが、残る3週間の大きな課題となってきた。 続きを読む

来年夏~また総選挙!?

~当事者は笑えない・・~

 平成27年の新年を迎えたものの、まだ松飾りも取れない松の内に、早くも来年の話が飛び出したから驚きである。

昨年の師走総選挙は突然で、野党の選挙協力は足並みが揃わず、僅かに共産党が議席を増やしたものの、自民党が圧勝し、当選した先生方は正月のお屠蘇が格別に美味しかった事と思う。

また当落は別にして、総選挙に立候補した先生方は年末年始のお礼回りに大忙しで、特に当選した先生は新春の祝賀会や、賀詞交歓会の声が数多く掛かり、分刻みで東奔西走の日々だろう。

一方の民主党は海江田党首が落選、新年早々に代表選挙を実施する事になり、誰が選ばれるのか3人が立候補、選挙戦をコップの中で争っている。

分裂し過ぎている野党の大部分は、党首の私利私欲と自己満足だけで存在しているようなものだけに、自公連立政権に対抗するため大同団結して民主党に一本化し、お目付け役として共産党を置いて、自民党、公明党、民主党、共産党の4党が残れば、少しはスッキリするだろう。

ところで行き過ぎた円安により、年明けから食品を中心に生活用品の値上げが目白押しで控えており、政権政党である自民党内部からも第3の矢、成長戦略を欠くアベノミックス失敗論が流れ始めているため、来年7月25日に任期満了となる参議院選挙に合わせて、夏の暑いさなかの衆参同時選挙が東京・永田町では流れ出したから怖い。

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