福岡地裁~今週の民事裁判~本人および証人尋問

~損害賠償請求事件~

先々月、3月25日の金曜日、13時10分から、個人の方が野村證券を相手取り、デリバティブ取引で損害を被ったのは、この取引がハイリスクであることを野村證券が十分に説明しなかったからだとして、訴えていた裁判の判決が下された。
今日、5月10日の火曜日、13時10分から、福岡地裁第301号法廷で、3年前から争われているデリバティブ損失の損害賠償請求裁判で、本人および証人尋問が行われる。
原告は上内電気㈱。
結審は次回、来月か。

ただし、上内電気は既にこの損失は決算処理済みであり、仮に敗訴したとしても、企業経営に全く問題は無い。


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福岡地裁~今週の民事裁判~証人尋問

~損害賠償請求事件~

今週、3月17日木曜日午前10時30分から、福岡地方裁判所第303号法廷でひじょうに興味深い、損害賠償請求裁判の証人尋問が予定されている。
被告はなんと、福岡県弁護士会。
原告は、㈱オフィスプロフィットインターナショナルおよび1社と1個人。

どういう事件かというと、福岡県弁護士会に所属していた高橋浩文元弁護士が、いろいろな名目を付けて複数の依頼人から多額の保証金などを詐取しているとして、懲戒請求申し立てが増加していたにもかかわらず、福岡県弁護士会は高橋浩文元弁護士の大学の同級生や司法修習同期の仲間内のような弁護士で、おざなりな監査しか行わなかったため、弁護士資格を停止されること無く、業務が続けられ被害が拡大した。
原告には加わっていないが、久留米の工務店は2200万円、東区の工事店も500万円を詐取された。
だから、原告2社と1個人は福岡県弁護士会に2億3100万円の損害賠償を請求する、というもの。
さて、17日の証人尋問では、どういった人物が証言台に立つのだろうか。

ちなみに、高橋元弁護士は、平成24年2月弁護士事務所が破綻、3月29日破産開始決定となり、5月17日弁護士資格喪失、7月5日に懲役14年の実刑判決が下された。


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