福岡市議会・新議長に阿部氏内定

福岡市議会の最大会派・自民党市議団は、20日に開催予定の臨時議会で実施される議長選挙に、城南区選出の阿部真之助議員(55)を擁立することに決定した。

会派18名から候補者を1本化するため、7日夜に会議が開催され、3名が手を挙げた。
投票の結果、僅差で阿部氏が選ばれ、議長選挙には公明党市議団も同調するとみられており、阿部氏が議長に選出されることがほぼ確実となった。

自民党市議団は、本来であれば高島市長を支える与党の立場だが、福岡空港の新運営会社への出資問題やロープウエー構想などで対立、更に今回の福岡市議選では、自民党の現職候補が当選を危ぶまれた激戦区に、高島市長が直前に新人をぶつけてくる暴挙もあった。
結果的に現職候補が勝ち残り、新人は落選、関係悪化に歯止めが掛からない状態だ。

今後の議会運営は、高島市長に近い公明党市議団や、自民系の福岡令和会と自民党新福岡との折り合いをつける必要もあり、新議長阿部氏の手腕に多くの注目が集まるだろう。



 

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市議選・城南区

投開票日まで5日と迫る中、城南区の市議会議員選挙は、定数6名に対し、現職6名と新人5名の計11名が立候補を行い、激しい選挙戦が繰り広げられている。
現時点では、現職の高山博光氏(無所属)、阿部真之助氏(自民党)、篠原達也氏(公明党)、倉元達郎氏(共産党)の4名が固い組織や後援会を持ち、有利な戦いを進めている。
残り2議席を現職の調崇史氏(自民党)、太田英二氏(立憲民主党)、井上まい氏(国民民主党)、清水倫子氏(ネット福岡)現職と新人の4名が激しく追い上げている。
維新の五島雄一郎氏、無所属の佐藤優子氏の2人は、地元を含め有権者への知名度は浸透しておらず、もう一歩の様で、投開票日までの残された日数で、どこまで追い上げるかが、選挙の焦点の様だ。
中でも新人で29歳と若い、国民民主井上候補の選挙事務所は活気があり、民間労組OBが入り連日電話作戦を行っている。
現職を含め11名の陣営は、期日前投票にも力を入れ、連日確認作業を繰り返しているが、最後は笑顔と若さがカギとなるだろう。



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