福岡工業大学新理事長に大谷忠彦氏

多大な功績を残しこの世を去った鵜木洋二前理事長の後任として、常務理事の大谷忠彦氏が就任した。

大谷氏は長年に亘り鵜木氏を支え、共に流通業界の最先端で活躍し、プロ野球球団の誘致に尽力してきた人物、数々の困難を乗り越えてきた苦労人だけに、コロナ禍に苦しむ学生にも寄り添い、学生ファーストの経営方針を貫いていかれることだろう。

訃報・鵜木洋二さん

学校法人福岡工業大学から突然、鵜木洋二理事長(享年80歳)の訃報が届きました。最後にお会いしたのが昨年の秋、穏やかな笑顔が忘れられません。

私が民間の調査機関に在籍していた頃は、福岡はユニードの全盛時代で、そこにダイエーが進出してくる際の切り込み隊長として現れたのが鵜木氏、強力なエネルギー溢れる人物のイメージだった記憶が蘇ります。
また、西鉄ライオンズ球団が無くなった福岡市にホークスを誘致した功績は大きく、その他にも、経済人として福岡で多くの足跡を残されました。

経済界を引退後、1997年に福工大の理事長に就任、当時は市民の認知度の低い大学でしたが、民間の経営感覚を取り入れ、理事長以下全ての教職員が一丸となって努力した結果、就職率もほぼ100%近くなり、全国で唯一の「14年連続で志願者を増やしている大学」にまで成長させました。

鵜木理事長の信念は、学内に受け継がれていくことでしょう。
どうか安心してお休み下さい。