中島まさひろ候補

~福岡市議へ再挑戦~

 中島まさひろ氏は前回の統一選挙で、福岡市中央区から市議会議員選挙に自民党推薦で立候補、麻生太郎代議士も応援に駆け付け、終盤になって盛り上がったものの、僅かの票差で落選し次点に終わった。

地元大学を卒業しプロゴルファーになり、脚光を浴びて華やかな道を歩む傍ら、ゴルフに関する自営業を営み、地元地域活動にも率先して参加したことで支援の輪も広がり、前回の福岡市議会議員へ立候補したものだ。

しかしそれまでは陽の当たる道を歩き、挫折を知らずに来たことが姿勢に現れたのか、一部の人からは不評も買ったが、前回の落選で敗者の痛みを知り腰も低くなり大きくなったと、最近はそんな声も聞かれるようになった。

中央区は定数7議席で自民党のベテラン稲員大三郎議員と、妹尾俊見議員が引退を既に表明、それぞれ後継者を指名している。

当然その他の現職議員も立候補を予定しており、この他に新人の立候補も噂されているだけに、中央区はかなりの激戦になる予想だけに、今回は中島まさひろ氏も背水の陣で臨む覚悟だ。

前回の選挙から応援し続けている人達の、変わらぬ後押しが中島まさひろ候補の強味といえるだろう。 続きを読む

福岡県第1区公認候補

衆議院選挙の福岡県第1区は福岡市東区と博多区が選挙区で、今回の民主党公認候補山本剛正氏は、2年前の総選挙では福岡県第8区から出馬し落選となったが、その後の党の方針で第4区に鞍替えして活動していた。
ところが今回、第4区は現職が2人健在で厳しいところから、野党間調整で第1区からの立候補に決まり、東区原田で選挙事務所を開設、持ち前の大きな体とバイタリティで頑張っている。
第1区は前回まで、民主党の旗印を掲げ松本龍氏が頑張っていたが、落選してからは体調がすぐれないのか、1ヶ月前に不出馬を発表した直後の解散で、本人も複雑な心境だろう。
また自民党は前回の選挙で、東区の県会議員や市会議員はこぞって新開ゆうじ氏を推薦したが、博多区の県議や市議の推薦を受けた井上貴博氏との間で公認争いが熾烈化、最後は麻生太郎副総理の強力な後押しで、井上貴博氏が小選挙区から立候補し見事当選、一方の新開ゆうじ氏は比例区に回り、上位に名を連ねたことで、初当選となった。
だが先日発表された今回の衆議院選挙での、第1次自民党公認候補名簿の中に、福岡県第1区の候補者名は見当たらなかった。
これは先日行われた、新開ゆうじ氏の政経パーティで挨拶した、古賀誠氏が新開ゆうじ氏を小選挙区、つまり第1区から出馬させると意欲を燃やしているため、福岡県連では決定しきれず本部に送ったことが原因のようだ。
新開ゆうじ、井上貴博両陣営の関係者は、未だに東京本部から公認決定の連絡が無いため、予定通りの準備をしながら長い1日を過ごしている。


 

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代理戦争

~福岡市長選挙は麻生対古賀の覇権争い~

 福岡市が整備する公共工事は、予算獲得などの問題に関して、前回選挙で引退した自民党の古賀誠代議士に、諸々の相談を行っていた形跡がうかがえる。

特に福岡市が発注するインフラなどの土木工事は、古賀誠代議士の影響力の恩恵に浴していたと言って過言ではないが、新しく就任した高島宗一郎市長は常に中央に目が向き、副総理である麻生太郎代議士への相談件数が増えたことで、従来のラインだった局長や部長クラスの利権が減ったのは事実だ。

当然こうした新旧ラインは市役所人事にも影響し、日の当たる新ラインを横目に、旧ラインは北別館グループとして追いやられたことで反高島となり、今度の福岡市長選挙では前市長だった吉田宏陣営に走っている。

また高島宗一郎市長と麻生太郎副総理の間に、北九州市を地盤とする中村昭彦県議の思惑が入ることから、自民党福岡市議団の反発は強い。

北九州グループが高島陣営の応援に入り当選すれば、論功行賞を求めるのは当然で、前回の選挙と同じ様に副市長ポストなどを要求することもありそうだ。

そして今回は福岡県警が工藤会壊滅作戦を実施中だけに、難を逃れるため暴力団の企業舎弟やフロント企業が、一緒に進出してくる可能性がある。

今回の代理戦争は既に始まっており、取材のために週刊誌記者が来福するとの連絡が複数入っている。

短期決戦だけに何かが起きるのは間違いない。

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