衆参同日選挙

5月14日、令和となって初めてのNHK世論調査の結果が出た。
安倍内閣の支持率が48%で先月より1ポイント上がり、不支持率が32%と先月より3ポイント下がって、16%も差が開いたのは前回の衆議院選直後以来1年半ぶりである。

また、消費税率10%引き上げへの賛否では、賛成27%、反対40%、どちらともいえない26%で、反対が賛成を13ポイント上回るも、消費増税を予定通り行なっても中止にしても影響は限定的のようだ。

さらに、衆参同日選挙への賛否では、賛成20%、反対23%、どちらともいえない50%で、賛成と反対が拮抗しており、大きな批判も出ないようである。

こういった結果を考え合わせてみると、衆参同日選挙に向けて自民党に風が吹いてきたのではなかろうか。
この夏、拉致問題などの外交で何らかの成果を上げ、消費増税の延期で民意を問うという形で、衆参同日選挙に踏み切るというシナリオが、現実味を帯びてきた気がする。



 

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安倍官邸VS.NHK

通常国会が28日に召集されたが、1月に入って厚労省の勤労統計不正が発覚し、永田町には春一番の解散風が吹き始め、国会では野党の攻勢が強まるだろう。
そんな状況の中、昨年末に1冊の本が、文藝春秋から定価1,500円で発売され、数日後には増刷された広告が目に入った。その題名は「安倍官邸VS.NHK」で、サブタイトルに「森友事件をスクープした私が辞めた理由」となっているだけに、早速、購入し目次を見ただけで面白いと判断できた。
著者は宮崎県出身の相澤冬樹氏で、ラ・サール高校を経て東大法学部を卒業し、退社する昨年8月までNHKに勤務、現在は大阪日日新聞に論説委員や記者として勤務している。
森友事件が表面化するまで、「斟酌」と言う文字は知っていたが、恥ずかしながら「忖度」と言う文字は、マスコミが報じて始めて知った。この本で更に、安倍総理と昭恵夫人の名前、「忖度」の文字は記憶の中に深く刻まれたのは言うまでもない。



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第24回「きままに音楽の夕べ チャリティコンサート」~開催

NHK交響楽団第一コンサートマスターの篠崎史紀氏をゲストに迎えて、九州交響楽団メンバーで構成された「聴いちゃりアンサンブル」がお贈りする音楽と絵画の競演第3弾、「第24回きままに音楽の夕べ チャリティコンサート」が、5月13日(金)アクロス福岡シンフォニーホールで開かれる。
今回のテーマは、「四季×四季」。
篠崎史紀さんが、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ5番Op24「春」を田中美江さんのピアノ伴奏で、また「聴いちゃりアンサンブル」をバックに、ヴィヴァルディの「四季」をソロで奏でる。
そして保坂真紀さんが、演奏される曲目に合わせて感じた印象をステージ上で絵に表現する、ライブペインティングも昨年に引き続いて披露される。
篠崎史紀さんの楽しいトークも曲目の間で予定されており、楽しい週末のひと時が過ごせそうだ。

日時:5月13日(金) 18時開場・19時開演
場所:アクロス福岡シンフォニーホール
料金:3000円(全席自由) 当日券も同じ
曲目:
三善晃:2台のピアノのための組曲「唱歌の四季」
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ5番Op24「春」
ヴィヴァルディ:「四季」

未就学児のご入場はご遠慮ください。
主催:有限会社 福岡経営企画
後援:株式会社 福岡県民新聞社

お問い合せ・チケットの申し込みは下記まで
担当:青木、池田
TEL:092-714-2306
FAX:092-714-1335

プレイガイド・アクロス福岡チケットセンター
TEL:092-725-9112


写真は、昨年5月19日の第23回きままに音楽の夕べ、から。

NHK受信料不払い

かつてオピニオンリーダーとして君臨していた新聞も、広告収入の面では早くからテレビに抜かれていたが、最近はネット広告にも負ける有様で、本来の報道記事に関して批判されている新聞社もあり、正確さは若干劣るものの、スピードだけならネットニュースの方が早く、次第に利用者も増えている。
視聴者から毎月受信料を徴収し運営されているNHKは、会長の発言や、会長経費の問題が取り沙汰され物議を醸している。
NHKは公正中立の立場でカメラを回し、民放とは違い真実の報道を伝えるものと信じていたが、「クローズアップ現代」だけでなく、「NHKスペシャル」においても同様の、やらせ問題があると言われ始めた。
特にNHK会長の発言は以前から問題を感じていたが、最近はエスカレートする一方で、受信料の不払い運動が起こっても、不思議ではないと思うようになった。
受信料の不払い裁判が関東地方で行われていたが、受信料の契約書が私文書偽造の時効期間を過ぎてから提示され、裁判の手法と言えばそれまでだが、余りにも人を馬鹿にした話だ。
大手新聞やテレビ局が報道しなくても、ネットに流れて話題になれば、受信料不払い運動が全国に広がり、NHKの経営がたちまち行き詰まる公算は大きい。
評判の悪い会長の辞任で、不払い運動が回避できればこれに越したことはないが、一度信用を失うと回復は難しい。 続きを読む