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[記事カテゴリ:Mr.カウボーイの政経時事放談]
M・ジャクソンが浮かび上がらせる「アメリカの病理」

[2009年8月12日 11:45更新]

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(09年7月号掲載)

マイケル・ジャクソンの突然の死以来、彼を惜しみ悼む報道が連日あふれている。音楽やMTVから判断する限り、彼は本物のプロであったと思うし、それに異議を唱える者はいないと思う。

歌が上手いだけではプロになれないアメリカで素晴らしい功績を残した。一方で1個人としては多くのアメリカ人に避けられていたことも否めない。それは彼自身がまさに「病めるアメリカ」を象徴する存在だからだと、私は考えている。 

 

まず1つ目は、皮膚の移植手術をしてまで徹底的に白人化を目指したこと。肌の色がかなり薄いマライア・キャリーでも、「一滴主義(One-Drop Rule)」【★編注】によって黒人として分類されているアメリカの現実。それでも白人になろうとした愚かな黒人―その代表が彼、M・ジャクソンなのである。  

同時に彼は整形手術のプリンス、現代医学の申し子でもある。顔の形を変え薬に頼り、それでも精神の安寧は得られなかった。医学は万能ではない、それでも過度に頼ろうとする現代人の行き着く先を、見かけにこだわりお金で解決しようとする現代人の行く末を象徴しているようである。 

 

2つ目は、性的な虐待を受けた子どもが大人になった姿。アメリカでは子どもに暴力を振るったり性の対象とする大人が後を絶たない。そんな環境で育った子どもが心に傷を負ったまま病んだ大人になっていく。 

自分の子どもを窓から吊るしたとか、法的に無罪か有罪かという問題ではない。親から虐待を受けたM・ジャクソンが今度は男の子を性の対象にする。親から子へ、子から孫へと受け継がれる呪縛。アメリカ人は、こうした状況や背景をよく理解している。

だが彼の不可解な行動や性的虐待疑惑については大きく取り上げるのに、それらが浮かび上がらせている「アメリカの精神的なゆがみ」については見て見ぬふりをする。 

 

そして最後は、白人の子どもが欲しかった黒人スターと、離婚によって得た9億円近くの慰謝料でも満足せずさらなる金を当てにしている安っぽい白人女性という構図。現代アメリカの病理をここまで体現したスーパースターはいない。 

ヒット曲もなくスキャンダルにまみれたここ数年の彼は、アメリカ人が最も見たくないスターだったはずだ。死後、米メディアが「彼は偉大だった」と絶賛しているのも、これ以上アメリカの醜態を世界中に発信してほしくないという思いの表れではないだろうか。

 

私自身は80年代から彼の音楽を聴いてきた世代。1998年、かつて赤坂にあったキャピトル東急ホテルで同宿しエレベーターを出たところで彼に遭遇、ファンに囲まれたという「縁」もある。それでもあえて言わせてもらえば、彼の偉大な業績は音楽や芸術だけでなく、アメリカ人が目をそむけている、自身の病める姿を大衆に投げ掛けてきたことにこそあると思う。 

マリリン・モンロー、エルビス・プレスリー、そしてマイケル・ジャクソン。悲劇のスターがこれ以上増えないことを切に願いながら、偶然ホテルで出会ったこの黒人スターの冥福を、心より祈っている。

 

【★編注】 One-Drop Rule 
「(血の)一滴主義」と訳される、アメリカにおける人種定義の1つ。少しでも黒人の血が入っていれば、いくら肌の色が白くても黒人と見なす考え方。米最高裁は1967年、一滴主義を違憲と判断しているが、考え方自体はいまだに根強く残っているのが現実である

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コメント(3)

>まず1つ目は、皮膚の移植手術をしてまで徹底的に白人化を目指したこと。
本当にそう思っているんですか?
顔や手だけならともかく、マイケルは全身が白かったのですよ。現在の美容整形技術では、全身の皮膚を移植することは不可能であるのに。

>親から虐待を受けたM・ジャクソンが今度は男の子を性の対象にする。親から子へ、子から孫へと受け継がれる呪縛。
こちらも偏見です。マスコミの歪んだ報道にすっかり洗脳されていますね。彼は全くのシロであり、少年を性の対象にした事実は皆無です。

とても新聞に掲載してよい記事とは思えないほど、偏見に満ちた戯言ですね。事実関係をしっかりと調べてから文章を書く気がないのであれば、今すぐ筆を折りましょう。

薄っぺらなゴシップを鵜呑みにした最低の記事。
もっともらしく書かれていますが、少しでも彼について調べたのならとても書ける内容ではない。
知らないなら書かなければいいのでは?
あなたが書いた他の記事まで信用されなくなってしまいますよ。

冒頭で私は「1個人としては多くのアメリカ人に避けられていたことも否めない」と明記している。その上で、その理由について述べたのが本稿である。

M・ジャクソンをめぐり、これまで多くのアメリカ人から考えを聞いたりしてきた。その上でなぜ彼らがそう考えるのか、という点について考えた。

少なくとも彼の生前までは、こういった考え方のアメリカでは一般的、というのが事実。当然ながら、一般的アメリカ人の考えが、いわゆる「事実」に基づいているのかどうかは別問題だ。



さて、以上の反論で十分だと思うが、あらためて私自身の考えを述べたい。

あなた方の言うように、確かにマイケル・ジャクソンの偉業の裏にある彼のプライバシーの本当の部分、実態・真相は分からないし、別に興味などない。ただ、彼の未成年の男の子への性的執着は、裁判で無罪評決が出た者だけでなく、最終的に被害者と和解という形になったものもある。いずれにしてもカリフォルニア州でマイケルが逮捕される形になったことは、アメリカの日経新聞に当たるビジネス紙上にも載った公然、周知の事実である。

さらに、彼がリサ・プレスリーと結婚するまでは、ネバーランドを舞台に数多くの未成年の男の子との性的スキャンダルや、子ども達の被害の警察への訴えが同じくアメリカのビジネス紙上に小さくではあるが何度も載った。その度に「またか」と思っていた。

やがてリサと離婚し、別の白人との間に子どもが出来てやっと彼も親になったかと思ったところで、今度は自分の子供を片手で逆さ吊りにして大衆の前に現れた。アメリカでは通常、幼児虐待として刑務所に入れられかねない行動だ。

火のないところに煙は立たない。ここまでくると、一般人に分かるように煙が立った理由と潔白を証明出来ない以上、彼がそうした異常な性癖や子どもに対する執着があると考えて当然ではないか?残念ながら、彼は亡くなってしまったが、そのうち誰かによって明かされる日も近いだろうと考える。

なお、2004年に男の子に対する性的わいせつ行為に対するマイケルジャクソンがその両親と和解した記事を以下に示す。
http://www.thesmokinggun.com/archive/0616041jacko1.html


それから彼の肌が最終的に白くなったのは白斑という皮膚病だが、頭への焼けどで皮膚の移植をせざるをえなかったとは言え、顔への度重なる整形手術はやはり異常な精神の持ち主だと私は思う。

参考までに2本の記事を挙げておく。

http://blog.celebritydiagnosis.com/2009/07/16/michael-jacksons-hot-pepsi-ad.aspx

http://uaddit.com/discussions/showthread.php?t=855


あなた方はファンかなぁ? 芸能人に対して少しナイーブすぎるね。

彼が何をしようとも、誰を性的対象にしようとも法律を犯していない限り、それは彼のプライバシーであり、私はその彼を「悪い」とは言っていない。一方で、私がどう感じようともそれは私の自由である。だから、わたしも「私の私的考えを綴ったコラムに対してくだらないコメントを書くな」などとは言わない。

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