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[記事カテゴリ:J氏の独り言]
経済人2人の葬儀と元代議士の自殺未遂

[2008年11月27日 14:00更新]

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人はそれぞれの人生を送り、息を引き取った後には最後のセレモニーが行われる。11月に2人の経済人が相次いで亡くなられ、中央区の斎場で葬儀が行われた。ともに癌を患っていた2人で、1人の葬儀では喪主の意向で香典や供花は辞退され、親族のみの生花が祭壇に飾られていた。斎場は故人をしのぶ弔問客であふれ、生前の徳が多くの人を集めたのだろうと感じ入った。

かたやもう1人の方は生花が会場の周囲を埋め尽くしていた。だが同じ場所でありながら参列者は先の例の半分ほどで、故人を惜しむ声も聞かれなかった。飾られた多くの生花もいわば「会社の業績」のおかげなわけで、わびしさだけが漂っていたのが印象的であった。

 

同時期に元衆議院議員が自殺を図り、警察署に保護されるというニュースが飛び込んできた。数年前に気鋭の若手議員として脚光を浴びたこともあったが、議会での発言が災いして議員を辞職した経緯があり、すでに過去の人ということで取材もしなかった。

彼の父親は今も健在で、福岡の医療業界において手腕を高く評価されている。元議員も当選までの経歴はエリートとして陽の当たる道を歩んでいたが、政治の道に進んだのが間違いだったようだ。挫折後は精神的に苦しんだのだろう、療養中だった宗像市の保養所を抜け出し保護されたとのこと。手首にあった多くのためらい傷が本人の苦悩を物語っていた-と関係者は語っていた。

元議員の妹も男女関係のもつれから刑事事件に発展した経歴を持っており、父親は事業には成功したものの家庭的には決して恵まれていなかったようだ。

 

最近は日常生活でも様々な抗菌グッズが売られている。親の庇護の下「無菌状態」で育てられた結果、1度の挫折で人生を棒に振る若者が最近は増えているようだが、そんな世相を象徴しているかのようである。踏まれても芽吹く「雑草の強さ」を教える場が求められていると思う。

年末に向けて経営者は苦しいだろうが、年が明ければ必ず春がやって来る。そのことを忘れずに頑張ってもらいたいものである。

(J)

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