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さとうベネック 不十分な説明に関係者は不信感

[2009年3月11日 09:57更新]

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不動産業界を襲った金融恐慌の津波。そのあまりの速さに対応できなかったデベロッパーは、相次ぐ大型倒産という形で金融・建設業界に大きな傷跡を残した。特に分譲マンションを得意とする建設会社は、風評被害の対応に苦慮している。

そんな噂の渦中にあるのが、大分市に本社を置く「さとうベネック」である。取引先は疑心暗鬼となって情報の収集に走り始め、ここに来て問い合わせが急増。関係者も対応に苦慮しているようだ。

確かに昨年倒産した「康和地所」(東京)に対して、5億3899万円の大口の不良債権が発生したのも事実である。だが金融機関からの借り入れを行わず、資金手当は済んで「支障はない」と会社側は発表し、建物の保全も行われていると言われている。

ところが今年1月に栄泉不動産が破綻した。さとうベネックは同10月の完成を目途に「ロイヤルアーク九大学研都市駅前」を建設中だったが、発表された栄泉不動産に対する負債金額は125万円だった。

会社側は「昨年末に中間金を受け取っていた」とのコメントを発表しているが、あまりにも小さい金額に疑問を持つ取引先もある。それ以降は詳細な説明もなく、噂の原因はその辺りにあると思われる。

さとうベネックは10億円を越える大型物件の受注は控え、得意先の選別に加えて回収条件を厳しくするなど、会社の営業・受注方針がかなり変わったようである。しかし得意先や回収条件の良い物件に関しては、従来の見積もり金額から大幅に値引きしているケースも見受けられる。

入札に参加した同業他社も驚き、収益性を心配するほどで、通常では考えられない金額だったという。

「法的手続き申請に踏み切るのでは」との噂は、先に安値で受注した物件の契約前後から流れ始めており「会社側の説明が不十分」と語る関係者の声もある。

(J) 

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