[2009年3月26日 12:59更新]
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昔は「医は仁術」と言われた時代もあったが、最近は保険医療の関係で厚生労働省の監督指導も厳しく、開業医の経営も苦しくなっている。入院設備の目安はベッド数で決まり、医師や看護師の定員などに加えて後継者の有無など悩みも多い。
日進月歩の医療器械の導入など医療技術の進歩はさらに進んでおり。医師が立ち止まると患者は容赦なく転院する。携帯電話の普及で患者仲間に噂が広まるのも早く、たちまち収入は大幅に低下するのだという。
そんな医療業界にあって拡大路線をひた走る、県内のある医療法人。各地に病院を新設するだけでは追いつかず、経営不振に悩む公立病院を買収し、看護師不足を補うために専門学校を設立するなど、組織の肥大化は医師仲間でも話題になるほど。興味を持って取材すると、その医療法人の「算術」の一端を垣間見ることができた。
昔は力士を評するのに良く使われた言葉に、「1年を10日で過ごす好い男」と言うのがあった。この病院は月1回の受診を患者に勧め、その都度処方箋を調剤薬局に発行し、49日分の薬を患者に渡している。
医師によっては数種類の薬を勧めるとの話も聞いたが、几帳面に毎月診察を受け毎日欠かさず服用すると薬が余るのは当然で、患者は何らかの方法で処分しているという。
法律的には問題はなくとも、現金を支払う患者から見ると保険請求の不正を疑いたくなるのが人情で、釈然としないものがある。
(J)
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