[2009年3月25日 11:20更新]
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うきは市吉井町に竹を燃料としたバイオマスガス発電設備を計画していた「キタジマ食品」(福岡県八女市高塚)がプラント建設代金の支払いが一部遅れ、受注していた川崎重工業がすでに設置していたプラントを解体し現地から引き上げるトラブルが発生した-との情報が届けられた。
時を同じくして同社の代表が久留米市で記者会見を行い、20年間にわたって続けてきたタケノコ加工事業で、中国産のタケノコを国内産と偽って販売していたことを代表自らが公表。地元紙が報じ話題になっている。
同社は本業のタケノコ加工販売のかたわら、成長の早い竹が地主の高齢化から山林を侵食、荒廃しているのを憂慮していた。そのため、生産地に直結している利を生かし、日頃から竹の廃材やタケノコの皮などを使って肥料の開発を行うなど、研究熱心であった。実験農場での野菜生産に取り組むなど、本業の利益を注ぎ込んで地域に貢献しようとする姿勢は、関係者からも高く評価されていたのも事実である。
八女市にはこれといった基幹産業がなく、従来からの仏壇や提灯などの伝統産業は斜陽化していおり、自治体なども新たな産業の誕生を積極的に支援協力していた。
そんな中、冒頭で記したように竹材を利用した発電機の開発計画が数年前から進められ、産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を得て多くの期待が寄せられた。だが脚光を浴びる寸前に事業は破綻した。
今回、キタジマ食品代表自ら偽装を認め公表したのは、地場産業の高齢化に伴う改革に関し一部流通業界の協力を取り付けた上と推測されるが、今後は裁判に発展する可能性もある。どの様な展開を見せるのだろうか。
(J)
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