[2009年3月31日 12:20更新]
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西松建設の裏金問題は外為法違反に端を発し、東京地検は政治資金規正法違反で、民主党小沢一郎代表の秘書を逮捕、起訴。多くの国民が小沢一郎氏の逮捕を想定したが、同氏は逮捕に至らず今なお健在である。
民主党内部では同氏の進退問題にまで発展したが、同様の疑惑に自民党幹部の名前が浮上すると矛先も鈍くなり「大山鳴動ねずみ1匹」の結果となった。
一番喜んだのは麻生太郎総理であろう。あれだけ噴出していた自民党内部の「麻生降ろし」の声もいつの間にか消えてしまった。一連の騒動の結果、麻生総理は総選挙の主導権を自分の手に握ったようだ。
一般国民にとって政治の世界は雲の上の出来事として理解しがたい。小沢氏秘書の逮捕劇は誰がシナリオを書いたのか知る由もないし、政治資金規正法違反が立派な犯罪であることも否定しないが、どこかスッキリしないのは私1人だけだろうか。
日本人の国民性を現したのに「判官びいき」という言葉があるが、仮に民主が今回の逮捕劇による不利な状況から反撃に出て政権を取った暁には、検察・司法当局はどうするのだろうか。日本国家は「三権分立」-と昔小学校で習った記憶があるが、政権が変われば「江戸の敵は長崎で」の諺どおり、何らかの仕返しが司法に対して行われる事だって考えられる。
世界恐慌が世界の金融市場を襲い、経済は大きな打撃を受け国民は苦しい生活を強いられているのに、高級官僚は天下りを繰り返し、多額の報酬を受け取って優雅に暮らしている。その人事権を誰が握るのか定かでないが、明るい日本は遠のき暗黒の時代が来るような嫌な予感がする。
過去の日本においては談合も裏金も、多くの事がすべて表面化されることもなく処理され、多くの人はそうしたことを知ることもなく、のどかで美味しいお酒を飲めていた。あまりにひどい現実を目の前に突き付けられると、楽しかった昔が懐かしく思えてくる。
(J)
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