[2009年5月11日 11:25更新]
| コメント(0) | トラックバック(0)
先月末、福岡市内中央区にあるラーメン店に行き、店主と話をした折に4月の売り上げを聞いてみた。すると客の来店数は若干落ち込み、1人あたりの客単価も下がったとのことで、芳しい返事は返ってこなかった。それでも若い店主は「ゴールデンウィークも休まずに営業し、3-4日の博多どんたくの人出に期待している」と笑顔で答えてくれた。
同じ都心部にある別の店では、表に弁護士事務所の名で自己破産の通知が貼られており、数十年続いた歴史に静かに幕を下ろしていた。年老いた経営者は、体力的な限界もさることながら、あまりにも早い環境の変化について行けなかったようである。
西日本一の歓楽街・中洲。ホステスの給与が高いクラブでは客筋が良いために旅行を楽しむ客も多いようで、それを見越して4月29日から8日間、店を開けなかった例もあったという。中には「GWを利用した倒産も何軒か出て来るだろう」と語る関係者の声も聞いた。
日経新聞を読んでも銀行の不良債権処理損失や、公務員のボーナス減の話など、明るい話題は皆無に近い。連休が明けて出勤すると、会社が消えて座る椅子もないといった、当人にとっては笑うに笑えない話も出てくるだろう。
郵便制度を悪用した容疑で元幹部社員が逮捕されたベスト電器。おかげで金融団の協調も乱れ始めたといい、特に地元銀行が行った融資について何らかの名目で凍結しているとの噂も聞かれる。メイン銀行の空いている当座貸し越し枠がフルに活用されているとの情報もある。
メイン銀行は今のところ、そのメンツに賭けて面倒を見ているが、支援の限界に近付いているようである。同時に「このままでは第2の寿屋になる」と危惧する声も内部の中堅行員から出ており、「すでに末期的症状だ」との声も一部では聞かれる。
天候に恵まれたこともあって、博多どんたくの人出は210万人、例年通り全国一だった。この期間に何人の客がベスト電器を訪れ、どれほどの売り上げがあったのだろうか。非常に興味深い。
(J)
| コメント(0) | トラックバック(0)
■関連記事