[2009年5月14日 09:11更新]
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本欄で何度も書いてきたS、M、Dの1社、丸美。被害者の会が結成されるなど、経営者の責任を追及する動きが高まっていたが、このほどついに福岡県警による家宅捜索を受けた。本格的な捜査に着手した県警は今後、詐欺罪での立件を視野に証拠固めを進めていくと見られる。
本紙読者はご存じのことと思うが、丸美の経営がおかしくなっていることは他社に先駆けて本紙が最も早く報じた。その上で株主や会員らに注意喚起を促すため、いくつもの記事を書いてきた。ワンルームマンションの管理組合から丸美が総会決議前に積立金を流用している事実なども数カ月前に報じたが、ここへ来てようやく関係者にたどり着いたのか、同じ内容をマスコミが報じているから面白い。
現在、丸美の事務所は福岡市中央区警固1丁目のマンション「アクセス天神」101号室に移っており、郵便受けのネームも確認できる。だが同室はコインランドリーで、実際は同マンションの807号室を使用。だが電話番号に掛けてみても誰も応答しない。
さて、今回の事件の張本人である金丸近氏は、財産の隠匿が完了したのか、福岡地裁に自己破産を申請していることがこのほど判明した。元社員らからの情報によると、金丸氏の現金の出し入れなどを把握し、金庫番として常に行動をともにしていたM女史は現在所在不明になっているという。
かつては金丸氏がM女史を伴い、海を渡って韓国のカジノでVIP待遇を受け遊んでいるのを目撃したとの情報もあった。彼らが巨額の資金を隠匿しているのは事実と見て間違いないだろう。
同社の破綻とその裏側で行われたであろう行為は、まさに経済犯罪そのものと言っても過言ではない。こうした状況では、多くの被害者が司法当局による厳しい追及を望むのも当然のことだろう。
県警の捜索容疑は偽造有価証券行使だった。証券という紙切れを単に大量発行しても同罪に当たらないが、発行する会社が存在しなければこれは完全な詐欺行為である。立件されれば発行に関与した社員が共犯として逮捕される可能性も当然ある。
丸美の管理業務を引き受けている「長谷工」の関連会社に現在も勤務しているM氏、S氏、O氏の3名は社債発行などにも深く関わっていたとの証言も耳にしているが・・。
(J)
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