[2009年5月20日 09:02更新]
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「S、M、D」と報じてきたMである「丸美」に捜査当局の強制捜査が入り、過去に行われた不正な実態が表面化している。これと並行する形で、これまで「K、S、B」と報じてきたうちの1社、「ベスト電器」(福岡市)の周辺が、にわかに騒がしくなってきた。
創業者健在の時代は売り上げ日本一を誇り、数々の経済や経営に関する賞も受賞し、社員のモラルも高かったベスト電器。ところが、経費節減と利益確保の至上命令からか、ダイレクトメールの郵便料金に絡んで不正をおこなっていたことが発覚し、社内から逮捕者を出す事態に。取引銀行など関係者の信用失墜は、計り知れない。
同社の取引銀行は金融団を結成しており、過去の実績に応じた融資は足並みがそろっていた。それが、事件以来各行の動きに変化が見え始め、100億円の融資話は結局半減され、さらに30億円程度の預金が凍結されるなど、資金繰りはひっ迫した状況になっているようだ。
資金不足はメイン銀行の当座貸し越しの約定で、現時点ではスムーズに行われていると言われている。だが300億円程度の枠では「いずれ時間の問題」と見る向きもある。
決算内容についても、同社を担当している監査法人の担当者が頭を抱えているとの情報が漏れ伝わってきた。FC店舗の中には、多数保有している同社の株について、内部で処分方法を検討している所もあるという。
同社の融資が増える一方のメイン銀行は情報の漏洩を恐れ、トップシークレットとして厳重な管理を行っている模様だが、管理を厳しくすればするほど行内の反発も強く、肥大化した怪情報が1人歩きを始めることになるだろう。
メイン銀行以外は株主訴訟を恐れ、なりふり構わぬ強引な回収も始まる気配が濃厚。時間との戦いが始まっており、これに取引先が加わると緊迫感は増すことは必至で、メイン銀行の舵取りに関係者の注目は集まっている。
(J)
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