[2009年5月25日 10:36更新]
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(09年5月号1面「福博噂話」掲載)
博多どんたくで浮かれたGWも終わり、大半の企業は株主総会の準備に追われだす。アメリカでは表面的には一足早く回復に向かっている数字が発表され日本の株式市場も9000円台に戻ったが、これからが正念場ではなかろうか。
体力のない中小企業は保証協会などの融資で何とか経営を維持しているのが実態である。その一方で天下のトヨタですら大幅な赤字を覚悟した経営を強いられており、「会社の規模が大きいから絶対大丈夫」と言われた時代は過ぎたようだ。その証拠に最近のテレビや新聞では過去にあまり名を聞かなかった企業の広告が増えている。
たとえ老舗と呼ばれる有名飲食店であっても、客が来なければのれんを下ろすしかない。逆に、客単価は低くとも利益率が良ければ「ちりも積もれば山となる」の例えがあるように、巨万の富を築く事だって可能だ。
1杯のラーメン、1皿の餃子をこつこつと売って成功した例が、福岡には無数にある事はあまり知られていない。
一般に若者の頭脳は柔軟で徹夜で働く体力もあるが、年老いた者には粘りがない。しかし若者に混じってエネルギーを吸収し、過去の経験を活かして無駄のない働きをすれば、道は自然と目の前に開けてくるから不思議だ。
飲食業界に限らず印刷業界、建設業界にだって熱心に仕事をしている若者は多い。常に接して議論を戦わせることで若者の知恵を借りることができるのも、老人の役得だ。
それには相応の出費を伴う覚悟が必要。月謝を払わずにお稽古事を習っても身につかないのと同じである。
(J)
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