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特別給付金と景気動向

[2009年6月 8日 16:13更新]

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昨年秋に日本を襲った金融恐慌。その打開策の1つとして麻生内閣が補正予算で行った特別給付金は、福岡市でも5月半ばから受け取りが始まり、核家族は別にして各過程が数万円から10万円前後の現金を手にしている。

 

福岡市中央区天神にある新天町商店街は、1万円の現金で1万2000円の買い物が出来る商品券を5月27日午前10時から発売を始めた。

これまで同商店街は新年に同様の商品券販売を続けてきた実績もあるし、商店街の商品構成を熟知したファンも多い。そんなわけで数時間での完売を目論んでいたが、用意した3000万円分の商品券が完売したのは同日夕方。何とか役員のメンツは保たれたものの、当初計画した販売時間が若干遅れたのも事実である。

そんな新天町にならって「柳の下のドジョウ」を狙ったのか、今度は博多区の商店街が同様の企画を行った。「ホテルオークラ福岡」(博多区)を巻き込み、同ホテルなどで利用できる商品券を1億円分用意して6月1日から販売を始めた。ところがこちらの販売額は先週の段階、4日間で1000万円に届かず、役員や担当者は慌てているという。

消費の拡大を狙った生活給付金も、賢明な若い人ほど使わずに貯蓄しているようである。政府が鳴り物入りで実行したけれども、踊った人は以外に少ないように思える。

 

西日本一を誇る歓楽街・中洲も、最近は橋を行き交う人が減り、飲食店が入っているビルにはサイン看板が消えている店も増えた。そのため外観があまりに暗く、正直言って訪れるのが怖いビルもある。

年老いたママが仕切っていたある店は、年とともに客も高齢化し年金生活者が主となっていた。経済状況が現在のようになってからは当然客の来店回数も減ったのだが、昔の夢が忘れられずプライドだけは高いママは結局営業を停止し、看板の灯りを消している。

その一方で今月に入って仕入れる酒が増えた店もあり、若い経営者の中には頑張っている者もいるようである。

最近は決断を早くし即実行しないと、乗り遅れる可能性が高くなっている。企業経営だけでなく個人においても同様なことが言え、何事も実行しないと結果は出ず、残り少ない人生が気忙しくなってきたように感じている。

(J)

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