[2009年6月15日 11:08更新]
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任期満了が迫る中、今月に入って一挙に総選挙モードが高まってきた。7日には民主党代表の鳩山由紀夫氏が自ら福岡入りし天神で大規模集会を開催。衆議院の先生方は週末には地元に帰り、地元事務所は8月に焦点を合わせて臨戦態勢が敷かれている。
そんな中で日本郵政の西川善文社長の進退問題が浮上。先週末、社長続投に反対する鳩山邦夫総務相が、麻生太郎総理との会談を行い決裂した結果12日、麻生政権誕生以来3人目の大臣辞任が決まった。
小泉純一郎元総理の下で行われた郵政民営化に伴い、三顧の礼で迎えられた西川社長であったが、「かんぽの宿」処分が表面化してからは、国民の支持は鳩山氏に集まっている。
双方の意見が対立し迷走劇が演じられた挙句、麻生総理は党内部の問題から、政権誕生に貢献した盟友鳩山総務相の更迭を決断。今後はその収拾に動くだろうが、これで支持率は一段と下がる事が懸念される。
西川社長の経歴は素晴らしく、銀行経営者としても高く評価され、その手腕を買われての就任であった。人相見ではないが当時の顔は男も惚れる好い顔だったが、失礼を承知で言わせてもらえば、最近は「悪事を働く犯罪者の顔」になっており、往年の紳士の面影は残っていない。
今回の1件で鳩山氏が国民の支持を得たのは事実。全国的な傾向としては、昨日投開票の千葉市長選に象徴されるように民主党に風が吹き始めているが、少なくとも鳩山氏のお膝元福岡6区だけは別のようで、民主党候補の古賀一成氏も苦戦が予想される。
麻生総理の就任直後は、地元出身ということもあってやはりいくらかの期待をし、マスコミで叩かれた夜遊びも容認していた。が、何か意見の対立があるとぶれる上に決断が遅く、スピードが求められている時代に相応しくない―このように思い始めたのは私1人だけではないだろう。
民主党政権が誕生すれば、かんぽの宿の一括売却問題をはじめ郵政民営化に伴う数々の不正や利権絡みの疑惑が暴露されるのは必定だ。血税で甘い汁を吸った高級官僚が標的にされるのは間違いなく、西川社長は晩年を汚すことになる可能性が非常に高くなったと言える。
(J)
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