[2009年6月29日 11:29更新]
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衆議院解散の日程が猫の目の様に変わっている政局だが、ここへ来て8月上旬投開票の可能性が高まってきた。とはいえ、いずれにしても任期切れは近いことから、衆議院の先生方はすでに浮き足立って走り出しているのが現状である。
静岡県知事選挙(7月5日)、麻生太郎総理のサミット出席、東京都議会選挙(同12日)と政治日程は目白押しに詰まっている。そんな状況の中、麻生総理の発言が様々な憶測を呼び、自民党内のみならず選挙時期について報じるメディアも日毎に慌しさを増している。
それに加え自民党役員人事や兼務をしている大臣の兼職を解く内閣改造など、考えられる手を打ってもむしろ有権者の反発は強まる結果となり、求心力の低下はさらなる支持率低下へとつながりそうである。
麻生内閣は今や泥舟と化しており、船頭が増えすぎたのか進む方向が定まっていない。解散権を持っているのは言うまでもなく麻生総理自身であるが、祖父の吉田茂元総理にははるか遠く及ばず、前にも進めず立ち往生の状態である。
自民党内には「麻生総理では総選挙は戦えない」との声が日増しに強くなっており、その声は若手議員を中心に浸透し無視できない状況になりつつある。仮に今回、人事の刷新を発表しても支持率向上には結びつかず、国民の多くが麻生総理を見限っていることを示すだけの結果に終わりそうだ。
1日でも長く総理の椅子に座りたい願望から、これまで解散の時期を逸してきた麻生総理。この期に及んでもなんだかんだと決断を先延ばしにする様子を見ていると、最後は安倍晋三元総理や福田康夫前総理のように政権を放棄して辞任するのでは、との考えが頭の中から湧き出し次第に大きくなり始めてきた。
ボンボン育ちで粘りがない上に、選挙に打って出た結果、責任を問われて袋叩きにあうなどということには耐えられそうもない。だからサミットに出席することで歴史に名を残し、進退を潔くすることに賭けたような気がしてならない。
辞任して新政権が誕生すれば、そのうちに景気が回復するかもしれない。そんな「わずかな可能性」に期待し、最後の大勝負をする決断をしたように思えてくるが・・。
(J)
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