[2009年7月16日 12:53更新]
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大川隆法氏については、時折その著書が新聞紙面などで大々的に宣伝されていることから、「幸福の科学」という宗教団体があることも含め、何となく知ってはいた。それが突然、次期衆院選において全国の選挙区で候補者を立てると発表し、政界進出へ打って出たことに驚いているのは、私1人ではないと思う。
最近は連日、福岡市及び近郊を大型と小型の車にスピーカーを乗せて走っているのをよく見かけるようになった。さらに、党首である大川きょう子氏(隆法氏の夫人)がにっこりとほほえむポスターも、町中のあちらこちらで大量に張り出されており、本格的な政治活動を行っていると認識し始めた。
それらの費用はかなりの額になることは当然で、さすがに宗教団体が支持母体とあって、豊富な資金力がうかがえる。とはいえ、先の東京都議会選挙で10人の候補者を立ててはいたが、結果はいずれも最下位で落選していた。
10日前の日曜日、所要で京都に行った時のこと。幸福実現党の関係者が早朝から駅前の街頭で旗を立てビラを配っているのを、コーヒーとタバコを楽しみながら見ていた。行き交う人の大半が、配布されるビラを拒否、受け取っていたのは100人に1人といったところか。
同党が主張していることは、一部の自民党支持者には受け入れられる内容ではある。だが多くの一般市民は、新興宗教関連の政党ということで、かつて同じように総選挙で大量の候補者を擁立したオウム真理教とだぶらせているような気がする。地下鉄サリン事件など、オウム真理教が引き起こした数々の凶悪事件をも連想させ、それが、無意識のうちに同党を拒絶する一因となっているのではないだろうか。
都議選で立候補者が獲得した総数は1万3000票強と聞いている。選挙は水物であることは承知しているが、今回の選挙で幸福実現党が当選者を出すことは、非常に困難な様に思えてきた。総選挙で300人以上の候補者を擁立すると言われているが、都議選の結果で立候補者数を見直すことも考えられる。
大川隆法氏の出版物がベストセラーになっているのをマスコミも報じ、よく耳にしていた。最近はそれさえ疑いたくなり始めたのも事実である。このような状況で、代表が公言している組織力をどこまで発揮できるのか、興味を持って見守りたい。
(J)
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