[2009年7月24日 10:21更新]
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プロポーザル方式で発注された、福岡市の鮮魚市場新西冷蔵庫整備事業。5JVによる競合の結果、八千代・大高・共栄JVが18億4947万円で最優秀提案者に決定したことがこのほど発表された。
現在の東冷蔵庫はトラブルが相次いで発生、営業内容も芳しくない状況が続いていた。そのため鮮魚関係者の間では当初から、西冷蔵庫の新設そのものを疑問視する声が上がっていたほどだったが、区画整理にかこつけてあれよあれよという間に計画は進められた。
ところが、JVの頭となった「八千代建設」(福岡市中央区薬院)は、資産があまりにもあり過ぎるところから建設業務の廃業が噂されていた企業だけに、業界に衝撃が走った。
今回は、過去に例を見ない厳しい条件が発注要綱に織り込まれた。「関係者は選考委員に接触したら失格」などと明記され、その厳しさたるや参加した企業が尻込みするほどであった。だがふたを開けてみると、「キーマンとされる発注選考委員のK氏が、事前に八千代・大高・共栄JVの関係者と接触を持っていた」との噂が囁かれ始めた。
提案書提出日の数日前、参加した企業に対して担当部署から提案書を2部出すよう電話があった。この企業が不審に思ってたずねると、今度は文書で「2部出さなくていい」と連絡をするなど、不可解な対応が取られたという。
さらに、「この1件の裏では、Mブローカーや設計事務所のH氏が暗躍していた」として、特定の人物の名前も取り沙汰されている。こうしたこともあって関係者の間ではあまりにも不可解な市当局の行為が話題になり、疑念が燻っている。
そんな状況にもかかわらず、当局によって仮契約などの話がなぜか急速に進められ、市役所内部でも話題になっている。魚は「鮮度が命」だけに、仕事が早いのは理解できるが、一部市議会議員の間でも再度検討するよう求める「慎重論」が出ている。
早い話が「官民癒着の疑惑」であり、市役所の監督責任が問われる事態に発展する可能性も出てきたと言えるだろう。
(J)
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