[2009年7月30日 09:02更新]
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時の流れとともにサラリーマンの遊びも変化する。かつては息抜きや楽しみ、あるいは取引先とのコミュニケーションを取る手段として、麻雀が盛んに行われたものである。
だが最近は遊びや趣味が多様化すると同時に、インターネットでも麻雀が気軽に楽しめるようになったことから、街の雀荘も次第に閉店へ追い込まれる店が増えてきた。学生時代から麻雀に慣れ親しんでいた私も、もう20年ぐらい牌を握っておらず点数の計算も忘れるほどで、昔話のネタにする程度である。
そんな麻雀であるが昔のように現金を賭けるのではなく、級や段位を競うスポーツとして、新しい麻雀ファン層が増えている-との話を耳にした。現在、現役を引退した男性に加え年老いた女性の間で麻雀が流行しているのだという。
昔は牌を手で混ぜていたものだが、今はすべて機械がしてくれる全自動卓が現れ、計算まで機械がするよう改良されている。そのため初心者も安心して遊べ、雀荘は今や高齢者の社交場と化しているらしい。
東区のある雀荘は、レストランを改装して美味しい食事を提供することで繁盛しているという。また、中央区の別の店では会員制を採用しているのだが、登録メンバーはなんと2000名以上。かつての「雀荘のマスター」もいつしか「先生」と呼ばれて年に数回、大会を開催するほどの盛況ぶりだという。
確かに麻雀は、手と頭を使うためにボケ防止には最適の遊びと言えるかもしれない。最近は各種高齢者施設などでも普及し、設備にも国から何らかの補助金が出るらしい。世の中変われば変わるもので、日本が高齢化社会へと変わってしまった現実を、雀荘経営を通じてあらためて知らされた。
麻雀はそのゲームの性質上、即断即決を求められ「頭の体操」に非常に役立つ。今でもその経験を体が覚えているから不思議である。高齢者だけでなく、最近増えている優柔不断の若者にもぜひ勧めたい。
客が減る中で新しい可能性に着目し競技人口を増やした雀荘も素晴らしく、「人の行く 裏に道あり 花の山」である。
(J)
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