[2009年8月 5日 09:27更新]
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政権選択を大きなテーマに、かつてないほど注目され激しい戦いが繰り広げられている衆院総選挙。8月30日の投開票日まで残り1カ月を切り、候補者はもちろん、彼らを取材するマスコミもすでに一斉に走り出している。
民主党には世論の追い風が吹き、連立与党を組んでいた自民、公明の両党には逆風が吹き荒れる。はたして民主が過半数を制し、夢であった政権交代が出来るのか、非常に興味深い選挙になってきた。
7月上旬に行われた東京都議会選挙で、公明は改選前の議席に1つプラスした23議席の確保を目標に掲げていた。厳しい状況の中、その達成が危ぶまれていたが、結果的には評論家などの予想を覆した。あらためて同党の底力を示し、面目を保ったとの評価を受けている。
総選挙の九州地区で公明は、比例のみに従来の現職3人に1人プラスし、4人の候補者を擁立した。過去にも4人を擁立したことがあったが、獲得目標の読み違えから涙を飲んだ。そのため今回は「その轍を踏んではならない」とばかりに135万票の獲得を目指し、独自の選挙戦略を用いて各地で集会を開いている。
今回の4人目の候補者は参議院から鞍替えした、遠山清彦氏である。一度演説を聴いたが実に面白い。話し方はテンポが速くて歯切れもよく、演説の内容・数字も明快。最初から最後まで「あー」「うー」が1度もなく、居眠りをするひまもなかった。この調子で国会質問をしたら、テレビ中継の視聴率も上がるのでは-と思ったほどである。
宮崎のマンゴー売り知事と違って謙虚さも持ち合わせており、特に御婦人方に受けそうなキャラクターで、真面目な議員が多い公明には珍しいタイプである。本人は不服だろうけれども、あえて言わせてもらうと、「公明党の綾小路きみまろ」といったところか。
自民候補者が応援演説を依頼するなら、同党の年老いた先輩大物議員よりも、遠山氏を呼んだ方がはるかに効果的だろう。政治を身近なものにしてくれるユニークな候補者で、演説を1度聞いたらならば、主義主張の垣根を越えて多くの人が支持したくなるはずである。このような人材をぜひ国会に送り込みたいものだと、率直に感じている。
(J)
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