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[記事カテゴリ:取材こぼれ話]
学生らしい学生 日韓学生交流の現場をのぞいて

[2007年8月15日 14:12更新]

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(07年8月号掲載) 

日本から外国へ留学するという体験(「駅前」ではなく)が特別なものだった時代ははるか昔のこと。大学生はもちろん、中高生のころから留学歴あり、という人は若い世代では相当数に上るはずだ。

アジアからの留学生もまた増加傾向にある。彼らが日本にどのような印象を持つかが、今後の対アジア外交を左右する―と言えばまあ、大げさだろうが、とにかく重要なのは間違いない。

国際交流への取り組みがどのように行われているか知りたくて福岡市の日本語専門学校、西日本国際教育学院を取材した。

「今回は韓国の釜山外国語大・福岡経済大、そして本校の3者が連携するという、初めての試みとなりました」。そう説明するのは同学院関係者。釜山から来日した21名の大学生が同学院の寮に滞在。学院と経済大で日本語研修・講義を受けたり学生同士の交流を図るほか、ハウステンボス(長崎県)やビール工場、防災センターなどを視察するというプログラムだ。

筆者が同学院を訪れたのは約3週間にわたった日程の最終日。3班に分かれた学生が、それぞれ決めたテーマについて日本語で披露する発表会が開かれていた(写真上)

 2つの班はビール工場を訪れた際に学んだ「日本のビール事情」についてレポート。日本で発売されているビールの種類のほか、大学生に「週に何回飲むか」「どこで飲むか」などアンケートを実施し、結果を発表した。残りの1班のテーマは「日本の災害」。地震や津波、水害についてレポートした。

大学生は全員1、2年生とのことだったが、にわかに信じられないほど巧みな日本語だった。それだけでなく、みな明るくさわやかな活気に溢れている。変な言い方かもしれないが、久しぶりに「学生らしい学生」に出会った気がした。

「今韓国では、あらためて日本語熱が高まっています。中国語を志望する生徒と半々くらいでしょうか」。そう語るのは釜山外大の先生。短い滞在期間ながら、若者たちが直接触れ合うことで福岡、そして日本に好印象を持ち、国に持ち帰ってくれることで新たな交流が始まることだろう。

「国際化」には問題もつきまとうが、民間レベルでは様々な形で交流が進められている。本紙は今後も、それらの取り組みを紹介していきたい。

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