[2008年7月31日 09:47更新]
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(08年7月号掲載)
よく見るテレビ番組を思い浮かべると、いずれも題名に「世界」という文字が入っていることに気が付いた。世界・ふしぎ発見!(TBS系)、探検ロマン世界遺産(NHK)、世界の車窓から(テレビ朝日系)・・。
旅行が好きなことと、単純に日本との違いが面白いからである。番組をながめながらその国特有の風俗や習慣、景色に感嘆し、彼の地へ思いを馳せている。
本紙HPで連載中の「ギニアビサウからの手紙」。朝倉市のNPO法人「エスペランサ」代表、馬場菊代さんに執筆していただいている。この連載をきっかけに、エスペランサが撮影、提供した同国の写真が「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ系、7日)で放映された。
ギニアビサウ・オランゴ島の変わったしきたりからクイズが出される。「どんなに好きでも男性から女性に対して、してはならないこととは?」
出演者がそれぞれ答えを書く(ビートたけしの「借金」には笑った)。だが正解は「プロポーズ」。オランゴ島では結婚相手を選ぶ権利を持つのは女性だけ。男性からはプロポーズすることはできず、その上、女性からプロポーズされた男性はこれを拒むことができないのだという。
日本では(他のほとんどの国でも)とても考えられない習慣であるが、これにはちゃんとした理由がある。女性の方が恋愛に対して一途であり、女性が相手を選ぶのが間違いがないから。「なるほどなー」と感心した(こう言われると、耳が痛い方もおられるかもしれないが)。
放送がちょうど七夕の夜ということで、番組では男女に関する海外のエピソードを紹介していた。ギニアビサウの話はそれらの合間に流れた短いコーナーだったが、資料映像として同国の人々が写ったエスペランサ提供の写真が数枚使われていた。
ギニアビサウは最近まで内戦状態にあった。馬場さんの原稿や写真を見ながら日本との違い、そこで活動する苦労を痛感していた。だがこうした楽しいエピソードを知ると、習慣の違いが、むしろギニアビサウを身近に感じさせてくれる気がする。
ところで、番組の制作会社から連絡があったのは先月末。「HPで見たのだが、素晴らしい写真なのでぜひ番組で使用させてほしい」。東京からのメールに驚いた。こうして全国放送で紹介されたのは提供写真の質の高さだけでなく、インターネットの恩恵もあると言えるだろう。
福岡の小さな新聞社のHPでも全国からアクセスがある。ネットの威力をあらためて知った、今回のテレビ出演であった。
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