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[記事カテゴリ:取材こぼれ話]
WBC観戦に今一つ身が入らない理由

[2009年3月19日 11:48更新]

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現在、2次ラウンドが行われているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。特に日本における関心は高いようで、1次ラウンド(東京)からの各試合で高視聴率を記録しているという。東京ラウンドを主催した読売系列の日本テレビは今回放送権を獲得しておらず、社内では「なぜだ」と批判が渦巻いている-との話も聞く。

筆者は、監督選考の段階から関心を持って見ていた。だが結局、読売グループの意向としか思えない人選に、かなり冷めてしまった。さらに最終メンバーからホークスの松中信彦、和田毅両選手が漏れてしまい、テンションは一気に下がった。試合は見るものの、王貞治監督が率いた前回ほどの熱はない。

それにしても気になるのは、日本チームの戦いぶり。あるスポーツ記者に聞いてみた。

「勝つ時は大量得点で大勝、負ける時は手も足も出せず完敗。先取点を取られるとずるずるとそのままいってしまう。緊迫した状況で足を絡めた仕掛けなどがなく、ベンチが手をこまねいている。つなぎの野球とか言って俊足巧打の選手を集めたはずだがこれでは宝の持ち腐れ。要するに、近年のジャイアンツ野球そのものですよ」

まったく同感だ。

韓国戦の負けた2試合を見ても、先に点を取られた後、何とかして追いつこうという意図がベンチの采配に見えてこない。1次ラウンドでは動くべきところで動かず、最終盤の8回に1アウト1塁から好調の中島裕之選手にバントを指示。筆者だけでなく多くの視聴者が「ええ~!?」と声を上げたに違いない。

この采配をキューバのカストロ前議長が批判したことが報道された。日本をライバル視しているキューバだから額面通りに受け取るのはどうかとも思うが、少なくとも筆者は「その通り」と思った。

野球は、先発オーダーや投手の交代など、ベンチワークが結果に大きく影響するスポーツ。試合数が増えていくと当然、調子の良い選手、悪い選手が出てくる。打順の変更、新しい選手の起用など考えられるところだが、しかし日本チームは動かない(川崎宗則選手など調子良さそうなのに・・)。

「未曾有の経済危機」と言いながら給付金でお茶をにごし、何ら根本的対策を取らない日本政府を見ているようで、だから今一つ面白くない。

決勝トーナメント進出を賭けたキューバ戦がまもなく始まる。もちろん日本を応援したいが、期待すると裏切られそうで、どうにも身が入らない。

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