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    <title>メルトダウン（2）明らかになりつつある原発行政・電力業界の実態</title>
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    <published>2011-08-09T01:19:02Z</published>
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    <summary>（11年7月号掲載）東日本大震災、そして福島原発の事故が起きた直後の3月号当欄で...</summary>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（11年7月号掲載）</span></p><p>東日本大震災、そして福島原発の事故が起きた直後の3月号当欄で、筆者は<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/2011/04/post-41.html">「メルトダウン」と題し「（原発推進という）国策の下で一体何が行われてきたか。いずれ近いうちに思い知らされることになるだろう」と書いた。</a></strong></p><p>あれから4カ月、少しずつではあるが、電力業界や原発立地自治体の真の姿が明らかになりつつある。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>&nbsp;</p><p>九州電力によるやらせメール問題。7月14日には真部利応社長があらためて謝罪会見を行ったが辞任は否定、続投する意向であることを明言した<strong>（【編注】その後、辞任する意向を表明したものの、時期については言及していない）</strong>。</p><p>「彼らの本音は『この程度の事で、何で社長が辞めなきゃならんの?』。公の場では頭を下げていますが内心では反省など、絶対にしてませんよ」と、あるマスコミ記者。</p><p>その通り。原発立地、政策推進に絡んで電力会社がどれだけ汚いことをやってきたか。それに比べればやらせメールなど取るに足らない、彼らはそのことをよく分かっている。　</p><p>&nbsp;</p><p>玄海原発のある佐賀県玄海町の町長。実弟が経営する建設会社が、町長就任以降の4年8カ月の間に、電源立地地域対策交付金などの「原発マネー」を財源とする町発注工事、九電発注の原発関連工事を約17億円分受注。町長自身は建設会社の主要株主で、配当金など約1000万円を得ていた。</p><p>町長は「やましい気持ちはまったくない」。これが原発を抱える自治体の実態であり、特に珍しいものではない。　</p><p>&nbsp;</p><p>安全か安全でないか、電力供給が不足するのかしないのか。原発をめぐるこれまでの議論は主にこのような論点で進められている。</p><p>巨大な利権と化した原発産業、それに群がる政治家たち、受け入れの見返りに湯水のごとく投入される原発マネーを腹一杯食らう地元自治体関係者、あらゆる手段を使って国策を推進してきた電力会社・・。原発政策の「裏の顔」は、俎上に載らない。これまでマスコミがまったく報じて来なかったからだ。　</p><p>「原発推進は社是だ」。日頃からこう公言し、周囲のひんしゅくを買っているという地元大手紙の前編集局トップ。元経済部記者。「彼らはまるで洗脳されてしまったかのように九電の言い分をそのまま垂れ流す。もはや単なる広報担当、記者ではない」（同紙記者）。　</p><p>やらせメールにしても玄海町長にしても、多くの読者が「あくまで例外的な出来事、極端な事例」と考えていると思う。それは間違いだ、ただ単に知らされていないだけである。</p><p>これからのエネルギー政策はどうあるべきか、原発は続けるべきか否か。議論する際にはこのことをぜひ、頭に入れて考えていただきたい。　</p>]]>
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    <title>地方のマスコミ記者</title>
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    <published>2011-07-22T03:13:16Z</published>
    <updated>2011-07-22T03:22:34Z</updated>

    <summary>（11年6月号掲載）福岡市を出て地方都市を取材すると「よくもまあこんなことが・・...</summary>
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        <name>福岡県民新聞 ONLINE</name>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（11年6月号掲載）</span></p><p>福岡市を出て地方都市を取材すると「よくもまあこんなことが・・」と驚き呆れることが多々ある。最近では大分・別府市。常識では考えられないことがごく当たり前のように展開されている。さらに驚いたのは、市長のとんでもない発言や行政に絡む数々の疑惑を、地元マスコミがまったく報じないことである。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>大都市・中核都市と違って地方都市では、常駐する全国紙・ブロック紙記者は1人から多くて数人。いくつかの自治体を掛け持ちするのも普通だ。そうした街では記者に対する扱いが凄い。</p><p>例えば歓送迎会や結婚式。出席するメンバーは首長、議長、警察署長、各種団体トップ。地元の名士が勢揃いすることも珍しくない。　</p><p>マスコミ記者とはいえしょせんは民間企業の1社員、中には大学を出て数年の若者も。だがそこはやはり大手、地元にとっては情報を発信していただける貴重でありがたい存在。ちやほやしたくなるのも無理はない。おかげで自分が一体何者なのか勘違いしている連中ばかりになってしまう。　</p><p><strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2011/06/-41.html">5月号で取り上げた別府市長の恫喝発言。</a></strong>すでに書いたことだが、報じたのは毎日新聞のみ。後日開かれたある会合で某全国紙記者が、出席していた市長に「ああいう発言はよくない」と苦言を呈したという。もちろんこの記者は記事にはしていない。</p><p>発言があった会見の場で「今の言葉の真意はどういうことか」「不適切ではないか」と直接問うことはもちろん、記事にすらしていないのに、後から内輪の席で「市長に物申す」とばかりにたしなめるとは。一体自分を何様だと思っているのだろうか。　</p><p>&nbsp;</p><p>このところの不況で新聞・テレビ各社も厳しい経営を強いられており、そのしわ寄せは地方へと向かう。通信部の廃止、支局員の削減。だが県版・地方版を記事で埋めるという作業は減らないので記者1人当たりの仕事量は相対的に増えることになる。</p><p>コツコツと問題を掘り下げるような仕事は難しく、当局の発表物など当たり障りのない記事ばかり。行政や警察との良好な関係が優先され、本来求められるチェック機能など果たせるはずもない。当然、記者の質も低下する。　</p><p>地方都市の多くは人口流出などの深刻な問題を抱え、疲弊している。今こそ地元に根付いた報道や提言が必要なはずだが、望むだけムダ。こんな状況が続けば結局は読者、つまりは市民が損をすることになるのだが・・。　</p><p>&nbsp;</p><p><strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2011/07/2-94.html">6月号記事中で「悪さをして稼ぎたい人は～」と書いているが</a></strong>、決して単なる冗談ではない。違法・不法行為をして懐を暖めたいのであれば、メディアの量も質も低く、警察当局の能力も相対的に低い地方都市の方が絶対いい。好き放題できる。さらに行政当局など権限を有する側に食い込む、あるいは当局側そのものになることができれば、さらに確実だ。</p><p>こうしたことなどまったく知らない多くの市民。違法行為や不正が街中にはびこる最悪の状態にならない限り、気が付くことはないだろう。</p><p>ちなみに、もしそんな事態になっても地元の記者連中は、自分達がろくに仕事をしなかったことが原因の1つだとは絶対に考えない。保証する。</p>]]>
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    <title>首長もいろいろ</title>
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    <published>2011-06-03T01:16:55Z</published>
    <updated>2011-06-03T01:18:32Z</updated>

    <summary>（11年5月号掲載）統一地方選が終わり全国各地の自治体で新しい首長、議会による新...</summary>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（11年5月号掲載）</span></p><p>統一地方選が終わり全国各地の自治体で新しい首長、議会による新体制がスタートしている。　</p><p>かつて時の首相が野党側の追及を受け「人生いろいろ、会社も社員もいろいろ」ととぼけた答弁をしたことがあったが、それにならえば「首長、議員もいろいろ」－つくづくこう感じる。</p>]]>
        <![CDATA[<p>篠栗町の三浦正町長。<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2008/02/post-184.html">08年に町民体育館のアスベスト問題を取り上げた</a></strong>直後の町議会で、本紙幹部の名を挙げて「はたしてこれが報道と呼べるのか」などと徹底的にこき下ろした。　</p><p>実は三浦町長は本紙幹部と旧知の仲。04年の町長選に初出馬した際には選挙の戦い方などについてアドバイスを求められたほどの間柄だった。幹部は議会での発言の真意について同町長に直接問い質したが、「議会との打ち合わせでこう答弁するしかなかった。申し訳ない」　</p><p>本紙としては正式に謝罪と訂正を要求するべきなのだろうが、このような人物と関わり合う時間がもったいないので放ってある。泥酔して不祥事を起こしたアイドルを「人間のクズ」と呼んだ福岡選出の総務相がいたが、その&ldquo;称号&rdquo;は三浦町長にこそ相応しい。　</p><p>&nbsp;</p><p>本紙に対する誹謗中傷と言えば柳川市の前市長、石田宝蔵氏が思い出される。2人に共通するのは、地元マスコミ記者を卑屈なほどに持ち上げながら、本紙のような小さなメディアを見下す点。篠栗、柳川辺りの記者のレベルなどたかが知れているとはいえ、マスコミ各社の影響力が本紙などとは比べ物にならないほど大きいことは確かであるが。 　</p><p>これまで報じてきたじてきた大分県別府市の問題。浜田博市長は、本紙への対応という点に限れば先の2人よりもまだましだと言えるが、説明責任を果たさない点は同じ。厳しい選挙戦に何とか勝利し浮かれているようだが、数々の疑惑に今後どう対処していくつもりなのだろうか? 心配である。　</p><p>一方、別府市議会の市長派議員が「どうせ金でどうにでもなるゴロツキ新聞だろう」と、本紙を徹底非難する記者会見を開く－こんな情報が一時、流れた。利権のおこぼれにあずかることしか頭にない連中に言われたくないものだが、結局会見は開かれなかった。理由は定かでないが楽しみにしていただけに残念だ。</p><p>&nbsp;</p><p>「首長、議会は市民の象徴」。本紙はこれまで何度もこう述べてきた。別府市を取材してこの思いが一層強まった。　</p><p>もちろんこのような方々ばかりではない。立派な首長、議員がたくさんおられることは筆者も知っている。みなさんの地元はいかがでしょうか。</p>]]>
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    <title>メルトダウン 福島原発事故</title>
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    <published>2011-04-18T02:29:44Z</published>
    <updated>2011-04-18T02:31:53Z</updated>

    <summary>（11年3月号掲載）濁流の中で木の葉のように舞っているのは、乗用車や家屋のがれき...</summary>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（11年3月号掲載）</span></p><p>濁流の中で木の葉のように舞っているのは、乗用車や家屋のがれきだった。衝撃的な津波の映像に頭がくらくらした。東日本大震災。史上最悪ともいえる被害状況に、福島原発の事故がダメを押した。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>「安全神話崩壊」。マスコミにはこんな文言が踊る。個人的にはそんな神話、信じたことは1度もなかった。いつかこんな時が来ると思っていた。　</p><p>「今止めないと、このままでは大変なことになる」。真剣な表情でこう筆者に話すのは「原発推進担当官庁」、経済産業省の若手官僚。04年夏、六ヶ所再処理工場（青森県）でウラン試験が開始される半年ほど前のことだった。　</p><p>こっそり、同省の官僚を回った。「CO<span style="font-size: 80%">2</span>を出さないから原発はエコだって、悪い冗談だと思いません?」。原発の安全性や他のエネルギーと比べた優位性を信じていない者は驚くほど多かった。</p><p>「だって皆さんが推進してるんじゃないですか」「まあ、われわれもしょせんは一組織人にすぎませんからねぇ」　</p><p>だがこうした事実を紹介する場はなかった。原発問題はメディア最大のタブーだからである。新聞、テレビ、週刊誌。反原発政策の記事はまずアウトだ。「この間、東京電力の広報と飲んだんやけど、『うちの思い通りにならないのは週刊金曜日くらいだ』と豪語しとったわ」。ある週刊誌記者が苦笑していたことを思い出す。　</p><p>莫大な広告費、あご足付きの見学ツアー。電力会社のメディア対策は実に巧みだ。どうせ書けないんだからと、多くの記者はこの問題に最初から興味を持たない。しかしある程度取材した者は原発行政のうさん臭さ、原発立地の裏側にある利権と底知れぬ闇の深さに、慄然となる。　</p><p>「一体どうなっているんだ」。3月15日早朝、菅直人総理が「情報が遅い」と東電に激怒した─とのニュース。冗談じゃない、こんなものじゃない。電力会社の情報隠蔽体質は凄まじい。あいつらの言うことは何1つ信用できない。それにしても自民党が推進し長年甘い汁を吸ってきた原発政策のツケを、このタイミングで、こんな形で押し付けられるとは。お気の毒様です、総理。　</p><p>「何だかんだ言っても誰かがいけにえになるまで絶対止まらんよ、原発は」。1年ほど前、一緒に飲んだ大手紙デスクはこうつぶやいた。早くも来てしまった、その時が。</p><p>多大な犠牲を払った末に原発政策そのものがメルトダウン（炉心溶融）した瞬間、ブラックボックスの封印が解かれるはずだ。国策の名の下で一体何が行われてきたか。いずれ近いうちに思い知らされることになるだろう。　</p>]]>
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    <title>マスコミ利権　記者クラブ制度の危機　</title>
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    <published>2011-02-10T03:38:02Z</published>
    <updated>2011-02-10T03:44:08Z</updated>

    <summary>（11年1月号掲載）1月、広島市の秋葉忠利市長が4選不出馬を表明する際に記者会見...</summary>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（11年1月号掲載）</span></p><p>1月、広島市の秋葉忠利市長が4選不出馬を表明する際に記者会見に応じず、インターネットの動画サイト「ユーチューブ」に退任理由を説明する映像を投稿した。このニュースに筆者は、そんな時代になったんだなぁと嘆息した。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>秋葉市長の対応に関するマスコミ各社の論調は批判的なものが多かった。それはそうだろう。<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/j/2009/03/post-159.html">官庁などに置かれた記者クラブという名の、極めて閉鎖的な談合組織。そこでの会見や情報をほぼ独占できることは、マスコミのいわば大きな利権。</a></strong>それがいとも簡単に、インターネットという怪物に食い破られたのだから。　</p><p>&nbsp;</p><p>かつては筆者も多くの記者クラブに所属した。</p><p>末吉興一市長時代の北九州市役所。「どうしたら新聞テレビで取り上げてもらえるか考えろ」。市長の方針でニュースリリースを担当する職員は細かいところまでわれわれに配慮し、こちらが求めそうな情報を先回りして出してくる。マスコミだけの特権。楽ではあるが取材力の方は落ちたような、何とも妙な気がしたものだ。　</p><p>秋葉市長がなぜユーチューブを選んだのか、記者クラブとの関係はどうだったのか定かではない。ただ間違いなく言えるのは、情報の独占というマスコミ利権は、情報ツールの発達によって確実に過去のものになりつつあるということだ。　</p><p>中国漁船衝突事件の映像。入手した海上保安官はネットカフェからユーチューブに投稿した。10年前であれば提供先として真っ先にテレビ局・新聞社を思い浮かべたはずだ。だが今は、簡単な操作ですぐに世界へ向けて発信できる道具がある。　</p><p>宮崎の東国原英夫・前知事。記者会見の様子をインターネットで流すようにした。おかげで某地方紙の記者が「下らん質問するな」などとネット上で袋叩きに。答える側だけでなく質問する側も厳しい視線にさらされる。これが、凄まじい速度で発達し続けているネット社会における現実だ。　</p><p>&nbsp;</p><p>ある大手紙の中堅記者は「会見や情報提供はどんどんオープンにするべきです。下手な質問はできないから記者も勉強するし、読者が会見と比べることで記事がいかに正確に書かれているか、認識してもらえることもあるでしょうしね」</p><p>だが、特にベテランより上の世代ではこうした考え方はごく少数派である。　</p><p>談合だの利権だのと騒いでは企業や政治家を叩くくせに、自らの利権は手放そうとしないマスコミ。そんな業界の連中にとって、情報産業を取り巻く環境の急速な変化など、さして危機感を覚えるようなことではないのだろう。おそらく。</p>]]>
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    <title>ホークスの銭闘</title>
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    <published>2011-01-14T06:54:36Z</published>
    <updated>2011-01-17T22:57:25Z</updated>

    <summary>（10年12月号掲載）惜しくもクライマックスシリーズで敗れたものの、念願のリーグ...</summary>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（10年12月号掲載）</span></p><p>惜しくもクライマックスシリーズで敗れたものの、念願のリーグ優勝を果たしたわがホークス。だがストーブリーグに入ったこの時期、契約更改をめぐり球団と選手側がもめている。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>スポーツ各紙によると、ホークスは来期から新しい査定システムを導入。これが、活躍次第では年俸大幅増も見込めるが、一方で大幅減の可能性もある「信賞必罰」の色彩が濃いとして、多くの選手から不評を買っているという。</p><p>エースの杉内俊哉投手は昨年12月10日の交渉後、会見で不満を露わにし、笠井和彦オーナー代行が「次回の交渉には私が出てもいい」と異例の発言をする事態となっている。</p><p>柴原洋外野手にいたっては、ホークスとしては初の年俸調停を申請）。リーグ優勝したにもかかわらず、すっきりとした気持ちで契約更改を迎えられない選手がいることは、1ファンとしてやはり心配である。</p><p>（<strong>編注</strong>＝杉内投手は同12月26日、同オーナー代行が対応した席で「笠井さんから『お疲れさまでした。君は球団に必要だ』と言っていただいた」と納得。打診された1000万円の上積みを断り、査定制度の見直しとフロント陣を改心させるよう約束した上で契約を交わした。また柴原選手は今月17日、交渉で合意に達し調停申請は取り下げた）</p><p>&nbsp;</p><p>報道を見る限り、球団側の態度から生じた選手の不信感が、問題をこじらせてしまったように思われる。それは、杉内投手の「ねぎらいの言葉もなかった」「選手名鑑をめくっていた」「交渉中に突然、レコーダーを取り出した」「戦場で武将に見捨てられた気分」との発言からもうかがえる。　</p><p>球団側の窓口を務めているのは小林至編成・育成部長である。ご記憶の方もおられるだろうが、東大を卒業後、1992年に千葉ロッテマリーンズに投手として入団、話題を呼んだが1軍での登板はないまま翌年に引退。米コロンビア大に留学しMBAを取得、メディア関係の仕事に就いた後帰国し、多くの著作もある。　</p><p>筆者は、2005年からホークスの球団取締役となった小林氏の動向に注目していた。日本のプロ野球チームの経営陣は親会社から送り込まれた「野球の素人」がほとんど。<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/2010/05/post-34.html">特にダイエー時代末期のホークス経営陣はひどいものだった。</a></strong></p><p>だから、プロ選手としての経験を持ち、かつ米でのビジネス経験がある小林氏に、何とか新しい風を吹き込んでもらいたいと期待した。　</p><p>例えば日米プロ球界で活躍した長谷川滋利氏。スポーツ紙上でひと味違った視点のコラムを連載しているが、彼らのような人材は日本球界にとって貴重な財産。それだけに小林氏の対応がやり玉に挙げられるのは残念だ。　</p><p>&nbsp;</p><p>おそらくは選手の年俸総額を抑えたい球団と、優勝への貢献を自負する選手たちの間で板挟みになった形の小林氏。報道各紙は、選手の発言は大きく取り上げているが、小林氏の言い分は小さな扱い。さぞストレスがたまっていることだろう。　</p><p>来期へ向けて何とか丸く収めてほしいと願う一方、誇り高きプロの集団を掌握することの難しさをあらためて感じる。経営理論の習得やビジネス経験とはまったく別次元の要素が、やはり必要なのだろうか。</p>]]>
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    <title>誇り高き海の男たち　取材で知った海上保安官の素顔</title>
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    <published>2010-12-02T00:19:29Z</published>
    <updated>2010-12-02T00:35:04Z</updated>

    <summary>（10年11月号掲載）「早く、こっちこっち」。手招きされて小部屋に入る。通常であ...</summary>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（10年11月号掲載）</span></p><p>「早く、こっちこっち」。手招きされて小部屋に入る。通常であれば部外者は絶対に入れない受信室。</p><p>「イマ　マサニ　シズマントス」。カタカタと音を立てながら吐き出される電文をのぞき込んで、筆者は必死にメモを取った。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>1993年冬、深夜。玄界灘で船舶の衝突事故が発生、第七管区海上保安本部（北九州市門司区）に駆け付けた。</p><p>海難事故は陸上と違って簡単には現場に近付けない。救難活動を行う海保の巡視艇からの情報だけが頼りだ。船の破損状態は? 乗組員の安否は? 締め切り間際、情報が入らない状況にいら立つ記者たち。</p><p>そんな時、旧知の警備救難部職員が筆者にだけこっそり「奥の手」を教えてくれたのだった。　</p><p>&nbsp;</p><p>七管本部を初めて挨拶して回った時は皆一様に口が重く、実に取っつきにくかった。ところが一度胸襟を開くと実にさっぱりとして気持ちの良い連中で、酒を酌み交せばたちまちバカ騒ぎ。</p><p>そんな彼らだが言葉の端々から「おれたちが体を張って海の安全、国の安全を守っているんだ」という強烈な自負が感じ取れた。　</p><p>マスコミの取材対象は警察や検察など「陸」がほとんど。海保には「自分たちの仕事ぶりをもっと多くの国民に伝えてほしい」という不満が根強くある。</p><p>今でこそドラマ「海猿」などで海上保安官の存在は広く知られるようになったが、往々にしてマスコミを嫌う警察・検察に比べ、海保では「そんなことをしゃべっていいの?」と、逆にこちらが気兼ねするようなことまで話してくれることも多々あった。　</p><p>と言っても、彼らにはコンプライアンス（法令遵守）の意識が希薄だというわけではない。夜、幹部宅をたずね事件の話を聞く。「話せません」。何度聞いても答えは一緒。だが表情からは心の葛藤が伝わってくる。詳しく話してきちんと報道してもらいたい、だが職務上できない、申し訳ない─。　</p><p>&nbsp;</p><p>中国漁船衝突映像流出事件。「出所は海保では」。そう直感した。現場映像を公表しない「弱腰外交」菅内閣と、誇り高き海上保安官。案の定、神戸海保の職員が関与を認めた。　</p><p>「陸（おか）で働いていても、おれたちは海の男」。体調を崩し事務職に移った七管職員が、こう語った時の表情を思い出す。</p><p>一方、テレビで見る官房長官の、何とも冴えない顔付き。それでも、神戸海保職員の行為を正当化、英雄視するのは間違っている。</p><p>政府は国民の声に惑わされず法に則って対応すべきと考えるが、自らの不手際や問題の本質を隠蔽すべく一保安官と海保幹部の処分で幕引き─という事態だけは決して許されない、とも思う。</p>]]>
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    <title>「県民党」麻生知事 不出馬表明に思う</title>
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    <published>2010-11-11T01:46:21Z</published>
    <updated>2010-11-11T01:48:56Z</updated>

    <summary>（10年10月号掲載）「お、いい名前だね、県民新聞」。筆者の名刺を受け取りながら...</summary>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（10年10月号掲載）</span></p><p>「お、いい名前だね、県民新聞」。筆者の名刺を受け取りながらこう言って微笑んだ。</p><p>07年1月。あるホテルで記者に囲まれていた麻生渡知事に、創刊の挨拶をした時のこと。同年4月の知事選で、すでに麻生知事は「県民党」を名乗ることを決めていた。</p><p>県民党と県民新聞。「一緒にしないでよ」。筆者は心の中で苦笑した。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>前年11月には福岡市で民主党推薦の市長が誕生、勢いに乗る同党は知事選にも対抗馬を立てようと模索していた。一方、政権与党である自民・公明両党への逆風は凄まじく、保守政党や経済界、団体が担ぐ「御輿（みこし）」に乗った選挙しかしたことのない麻生知事は危機感を強めていた。　</p><p>そこで編み出したのが県民党なるキャッチフレーズだった。政党色を薄め、逆風をかわす戦術。だが選挙の実態はそれまでとまったく変わらない。要するに県民の目を欺く手法。これが功を奏したのか、無事4選を果たすことができた。　</p><p>&nbsp;</p><p>そんな麻生知事が来春の知事選に出馬しない意向であることがこのほど報じられた。知事の右腕とされた副知事が逮捕されるなど、県庁内外から4期15年あまりという長期政権に対する批判が高まっていたことは確か。</p><p>次期選挙に関しても前回破れた民主が対立候補を立てることを明言、自民など保守政党も知事を見限り独自に候補を擁立するのではないか─と噂されていた。　</p><p>それでも本人は5選へ意欲的とされ、今春の県人事からもそれは容易にうかがえた。それだけに突然の不出馬表明には驚いたが、今となっては非常に残念でならない。</p><p>たとえ民主や自民がそれぞれ独自候補を立てようが、企業団体の支援を得られまいが、何としてでも選挙に出てほしかった。自らの足で県内各地をくまなく歩き、人々の声を直接聞いてほしかった。高い所から手を振るだけではなく、頭を下げて必死に支持を訴えてほしかった。それこそが本当の意味での県民党ではないか。　</p><p>無論、そんなことはありえないのだけれど。　</p><p>&nbsp;</p><p>11月の福岡市長選では予定候補者が乱立、政党も経済界も分裂状態となっている。政権交代の影響も多分にあるのだろうが、かつては知事・市長といった地方自治体の首長選挙は、現職や中央官庁出身者に各政党が相乗りするのが普通で、最初から結果が分かっているものばかりだった。　</p><p>元官僚の「お殿様知事」の5選断念、そして現職が厳しい戦いを強いられている福岡市長選。地方選挙を取り巻く状況、有権者の意識、そして首長の役割と重要性が確実に変わりつつあることを、象徴するものと言える。</p>]]>
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    <title>石田孝・元西日本高速道路会長と産経新聞</title>
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    <published>2010-09-09T02:17:12Z</published>
    <updated>2010-09-09T10:03:07Z</updated>

    <summary>（10年8月号掲載）全国紙5紙の1つ、産経新聞といえば、似たり寄ったりの記事が多...</summary>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（10年8月号掲載）</span></p><p>全国紙5紙の1つ、産経新聞といえば、似たり寄ったりの記事が多い新聞業界において独自路線を歩む「異端児」として知られている。特に1面のコラム「産経抄」は保守層を中心にファンが多い。そんな産経だが、取材現場においても非常に個性的な手法を展開しているようだ。　</p>]]>
        <![CDATA[
<p>本紙が報じた高速道路SA・PA運営問題。調査委員会が「西日本高速道路SHD」（大阪市）を調べた結果、<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2010/09/1-60.html">同社の元会長・石田孝氏（6月に辞任）ら一部幹部が会社を私物化していた実態が明らかになったことは先月号で報じた。　</a></strong></p>
<p>石田氏らは社内規則を無視し、社費を使って国会議員やテナント業者らを接待していた。<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2010/09/2-70.html">そして産経新聞関係者に対しても頻繁に接待や贈答を行い、09年度だけで計30回、約85万円を支出していたと、調査委員会は指摘している。　</a></strong></p>
<p>どんな立場の人間を何人接待したのかなど詳細は分からないが、石田氏に関する同紙の記事を読むと実に興味深い。　</p>
<p>同紙HPよると、石田氏がSHDの親会社「西日本高速道路」（同）の会長職を退任する際の記事では、<strong><a href="http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100628/biz1006282308022-n1.htm">「民営化したことで道路の早期開通割引での利用者還元や社会貢献を実践できた」との声を紹介、「SHD会長を兼務し、道路事業以外でも経営手腕を発揮してきた」と業績を評価した。</a></strong>　</p>
<p>また同紙は、<strong><a href="http://www.sankei-kansai.com/2010/04/21/20100421-023041.php">西日本高速道路グループが認可外の31保育施設に対し資金援助を始めたことについて、石田氏のインタビューを写真付で掲載（4月21日付）するなど</a></strong>、何度も彼を取り上げている。石田氏にがっちり食い込んで多くの記事をものにしているが、接待を通じて親密な関係を築いた成果なのかもしれない。</p>
<p>本紙のような<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2010/06/nexco1shd.html">「鼻つまみ新聞」（石田氏の発言）</a></strong>にはとてもまねできない。さすがは産経、「ナンバーワンよりもオンリーワンを目指す」と公言するだけのことはある。　</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ところで石田氏だが、退任後の7月14日、テナント業者らが集まる会合に出席、登壇して挨拶した際に「福岡県民新聞など、でたらめな報道に引きずられた調査委員会の間違った報告によって辞任せざるをえなくなった、と語っていた」（出席したある業者）という。　</p>
<p>これまで石田氏は取締役会などで何度も本紙記事を「まったくのでたらめ」としてきた。だが直接の抗議はいまだに1度もない。<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2008/03/-2-1.html">そう言えばかつて柳川市に彼と同姓の、似たような方がおられたのを思い出した。</a></strong>　</p>
<p>とにかく、石田氏のような素晴らしい取材先にどうやったら相手にしていただけるのか。産経新聞を見習わなければ─そう反省している今日この頃である。</p>]]>
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    <title>エイジング　時がもたらす魅力と害悪</title>
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    <published>2010-08-18T01:13:45Z</published>
    <updated>2010-08-18T01:14:28Z</updated>

    <summary>（10年7月号掲載）国体道路をはさんで天神・大名地区の南側に位置する福岡市中央区...</summary>
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        <name>福岡県民新聞 ONLINE</name>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（10年7月号掲載）</span></p><p><span style="display: inline" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><a onclick="window.open('http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/assets_c/2010/08/1008honjo-1-2550.html','popup','width=616,height=479,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/assets_c/2010/08/1008honjo-1-2550.html"><img style="margin: 0px 20px 20px 0px; float: left" class="mt-image-left" alt="中央区今泉の銭湯「本庄湯」" width="300" height="233" src="http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/assets_c/2010/08/1008honjo-1-thumb-300x233-2550.jpg" /></a></span>国体道路をはさんで天神・大名地区の南側に位置する福岡市中央区今泉。以前は静かな住宅街だったがここ10年あまりの間に様子がずいぶんと変わった。セレクトショップや飲食店などが増え、若者が行き交う。&nbsp;</p><p>そんな街の一角に昔ながらの銭湯「本庄湯」はある<strong>（写真）</strong>。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>木製の床は黒光りしところどころ表面がはげている。ロッカーも木製で、カギに付けられたゴムひもが伸び切っているのはご愛敬。&nbsp;</p><p>風呂場の中央に小判型の浴槽が1つ、2人が入れば一杯の小さなものが角に1つ。サウナや低周波風呂といった設備はなく、コーヒー牛乳が並ぶ冷蔵庫もない。</p><p>天井付近には昭和中期を思い起こさせる大型扇風機があってこちらを向いているのだが、動いているところは一度も見たことがない。</p><p>「おかげさまでもう50数年になります」と番台に座るおかあさん。客は皆近所に住む人たちのようで静かに湯を浴び、そして静かに帰って行く。まるでタイムスリップしたような雰囲気を味わいに時々訪れる。　</p><p><span style="display: inline" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><a onclick="window.open('http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/assets_c/2010/08/1008honjo-3-2553.html','popup','width=664,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/assets_c/2010/08/1008honjo-3-2553.html"><img style="text-align: center; margin: 0px auto 20px; display: block" class="mt-image-center" alt="中央区今泉の本庄湯" width="300" height="216" src="http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/assets_c/2010/08/1008honjo-3-thumb-300x216-2553.jpg" /></a></span></p><p>&nbsp;</p><p>「エイジング」。一般的に時や年令を重ねて行くことを指す。酒好きの人であれば「熟成」の意味で１度は聞いたことがあるはずだ。さらに最近は、ファッション雑誌でも使われているのをよく見掛ける。　</p><p>革製のジャケットや靴、デニムのジーンズ。ファッションにおけるエイジングとは、永年使ってしわが寄ったり色落ちしたり破れたところを修繕することで、使用感と風合いが増すことである。「経年変化」と訳されることも。</p><p>筆者は特に革製品が好きで、使い込むほどにジャケットやブーツの表面がすれて色が落ち、だんだんと体に馴染んでくる感覚が楽しく、愛着も増してくる。　</p><p>数年前、最初からわざと修繕跡を作ったり機械などでこすって色落ちさせた古着仕様の新品ジーンズを見た時は、こんな物、一体誰が買うんだろうと思った。自分自身の体で使い込んでこその魅力、時間は金で買えるものではない─。</p><p>それがこのごろは当たり前のように同種の商品が店頭に並び人気を呼んでいる。筆者の感覚がエイジングしたのか・・。　</p><p>&nbsp;</p><p>老化、加齢。エイジングという言葉に良くない印象を持つ人も、もちろんおられるだろう。特に女性は、アンチ・エイジングに日々励む方も多いはずだ。</p><p>この仕事をしていると頻繁に遭遇する、組織とシステムのエイジング。何と訳せばいいのだろう。腐敗、ひずみ、ゆがみ。例えば相撲協会。例えば福岡県政、添田町政。　</p><p>長い時間が生み出す魅力と害悪。なぜこうも両極端に分かれてしまうのか。本庄湯の湯船に浸かりながら考えてみるが、答えは見付からない。　</p>]]>
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    <title>誇り高きマスコミ</title>
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    <published>2010-06-08T01:54:15Z</published>
    <updated>2010-06-08T01:55:15Z</updated>

    <summary>（10年5月号掲載）本紙が報じているNEXCO西日本SHDのSA、PA運営などを...</summary>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（10年5月号掲載）</span></p><p><strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2010/03/sapa1.html">本紙が報じているNEXCO西日本SHDのSA、PA運営などをめぐる問題</a></strong>で、朝日新聞が5月10日、「西日本高速会長が国交省の指導無視　子会社トップを兼務」との見出しで「甘い監視体制が不透明なテナント選びなどにつながっているとの指摘もあり、NEXCO西日本は外部委員による調査委員会の設置を決めた」と報じた。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>実は、本紙報道直後からこれまで、数社が水面下で取材を開始していたのだがそれが表面化することはなく、全国紙などは一切この問題を報じて来なかった。そのまま2カ月以上が過ぎ、ついに調査委が立ち上げられるという大きな節目を迎え、いくら腰の重いマスコミでもさすがに見逃すわけには行かないだろうと考えていた矢先のことだった。　</p><p>朝日の報道を契機に数社が追随。これでやっとマスコミの俎上に載った─と胸をなで下ろしている。より多くの読者に知っていただくためには、弱小メディアの本紙などとは比べ物にならない影響力を持つマスコミ各社が報じた方がいいに決まっているからだ。　</p><p>それにしても、西日本の高速道路を管理運営する会社のトップ、石田孝会長の辞任要求を視野に社内調査が始められたという極めて異常な事態を、いまだに無視し続けている社があるのには恐れ入る。本紙のような小さな、しかも福岡にあるメディアに先行されたことでよっぽど「大手のプライド」を傷付けられたのかとも思ったが、実態はそう単純ではなさそうだ。　</p><p>&nbsp;</p><p><strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2010/06/nexco2.html">別稿</a></strong>で述べた通り、高速道路運営やテナント選定をめぐって文書が出回り始めたのは07年。</p><p>「その頃から何度も全国紙などに情報を投げ掛けたが『単なる噂にすぎない』とか何とか言って、取材しようとすらしなかった」</p><p>あるNEXCO関係者は苦々しげにこう話す。　</p><p>&nbsp;</p><p>インターネットで調べてみるとさすがは高速道路のドン。石田会長を好意的に取り上げるマスコミは多い。</p><p>「会長とべったりの新聞、テレビは大阪や福岡に数社あり、営業的にもかなりNEXCOの恩恵を受けているはず。そんな社には、何の期待もしてない」（前出関係者）。　</p><p>石田会長と近いのはどこの社か。その社がいつ、どのように軌道修正するのか、記事の扱いの大きさや中身は?・・　読者の皆さんにはぜひ、このような視点を持ってネットなどで情報収集し、各社の紙面を読み比べてほしい。　</p><p><strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2009/06/-2-11.html">「これはニュースじゃない」などと言ってたくせに、1社が抜け出すと何も考えずに追い掛ける、知性のかけらも感じられないマスコミの習性</a></strong>も、合わせて覚えておくといいだろう。そうすれば今後、ニュースを読むのがさらにおもしろくなること請け合いである。</p>]]>
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    <title>高速道路問題で思い出した小久保選手の無償トレード事件</title>
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    <published>2010-05-12T00:42:59Z</published>
    <updated>2010-05-12T00:46:42Z</updated>

    <summary>（10年4月号掲載）本紙では2月号以来、高速道路SA、PA運営の問題を報じている...</summary>
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        <name>福岡県民新聞 ONLINE</name>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（10年4月号掲載）</span></p><p>本紙では<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2010/03/sapa1.html">2月号以来、高速道路SA、PA運営の問題を報じている</a></strong>。「西日本高速道路サービス・ホールディングス」（NEXCO西日本SHD、大阪市）の内情について関係者から証言を聞くなど取材を進めていると、少し前の出来事ではあるがプロ野球界、そして福岡を騒がせたある「事件」を思い出した。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>&nbsp;</p><p>わがホークスがダイエー時代の03年秋、小久保裕紀選手がジャイアンツへ無償トレードされることが突然発表された。</p><p>この年、ホークスは日本シリーズ優勝を果たしたのだが、小久保選手放出の発表は優勝パレードの翌日。けがで長期欠場していたとはいえチームの主砲、顔であった小久保選手を何の見返りもなく手放すという前代未聞の事態、喜びに沸くファンに冷水を浴びせるようなタイミングに、マスコミは騒ぎ立て、ファンからは批判が噴出した。　</p><p><strong><a href="http://www.nishinippon.co.jp/nishispo/03kokubo/">西日本スポーツは「フロント暴走」「幹部冷遇に反発　移籍直訴」などと報道。同年の優勝を「小久保がいないから勝てた」と言い放つ球団幹部がいるなど「正論を語り、かつ人望のある小久保は、彼らにとって煙たい存在になっていた」とも指摘した。</a></strong></p><p>だが、なぜ彼が球団側にとって煙たい存在となったのか、西日本スポーツを含め各社とも明確には報じず、根本的な理由は曖昧なままだった。　</p><p>&nbsp;</p><p>「当時の球団社長、高塚猛氏の専横ぶりは目にあまるものになっていた。これに小久保選手が苦言を呈したのがそもそものきっかけです」。あるマスコミ関係者はこう説明する。</p><p>「一目で水商売と分かる女性と連れ立って試合を観戦し、VIP席で&ldquo;狂宴&rdquo;に及ぶこともあった。選手が命がけで戦っている時に、一体何をやってるんだ、と」　</p><p>高塚氏は、いわゆる「福岡3点事業」（福岡ダイエーホークス、福岡ドーム、ホークスタウン）の責任者として大きな成果を上げるなど、「平成の再建請負人」としてその経営手腕を高く評価された。ところが、地元をはじめメディアにも頻繁に出演しその名が知れ渡るにつれ、セクハラ行為などの横暴も目立つようになっていた。</p><p>実はこの話、取材記者の間ではいわば常識となっている。筆者自身も当時、スポーツ担当記者から「高塚氏の行為は試合中、グラウンドの選手たちから丸見え。そのため多くの選手に怒りや不満が募っていた。小久保はそうした選手たちを代表する形で同氏の振る舞いを正面から批判、それが幹部の怒りを買った」と聞いていた。</p><p>だが「無償トレードという球団の対応そのものについては疑問視しながらも、放出の原因となった高塚氏の行為について、きちんと報じるところはなかった」（前出マスコミ関係者）。</p><p>多くのマスコミが、事実を報道することより地元球団フロントとの関係維持、つまりは企業としての利益を優先させたであろうことは、容易に想像できる。営業成績を上げるために必死に高塚氏ら幹部のご機嫌をうかがい、取り入ろうとしていた地元民放関係者の話など、別に珍しくもなかった。</p><p>高塚氏は翌04年、女性社員への強制わいせつ行為が発覚して逮捕・起訴され、有罪が確定した。</p><p>　</p><p><strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/2010/05/-1shd.html">4月号のSA、PA問題続報記事に登場するSHD幹部Y氏。</a></strong>かつてダイエー球団に在職中、高塚氏の右腕と評された人物である。同氏とともに球団を追われた後、<a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/j/2008/03/post-81.html"><strong>福岡のある民放幹部の仲介でSHDに入社したという。この件については08年3月、「J氏の独り言」で触れている。</strong></a></p><p>そんなY氏も今や大阪の地で当時と同様、大活躍しているようである。西日本高速道路SHDとダイエー球団末期の姿とがだぶって見えるのは、筆者だけではなかろう。　</p><p>&nbsp;</p><p>プロ野球が開幕して約1カ月、決して好調とは言えないわがホークス打線の中にあって、小久保選手の奮闘ぶりは一際目立っている。</p><p>06年にホークスに復帰、38歳の今も第一線で活躍する小久保選手。幹部の横暴や法令無視に憤りながらも、目先の利益や自己保身を優先し内心震えている、あるいはダンマリを決め込んでいる方々にはぜひ、同選手のプレーする姿を見ながら、このエピソードを思い出していただきたい。</p>]]>
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    <title>相撲協会と福岡・麻生県政</title>
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    <published>2010-03-12T03:42:28Z</published>
    <updated>2010-03-12T03:43:40Z</updated>

    <summary>（10年2月号掲載）日本相撲協会の理事選挙で、事前の予想を覆し貴乃花親方が当選し...</summary>
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        <name>福岡県民新聞 ONLINE</name>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（10年2月号掲載）</span></p><p>日本相撲協会の理事選挙で、事前の予想を覆し貴乃花親方が当選した─そんなニュースが新聞各社の朝刊を飾った2月2日、かねてから接待疑惑が取りざたされていた中島孝之前副知事が、ついに収賄容疑で逮捕された。</p><p>相撲協会、そして福岡県政をめぐるニュースを見比べると、双方が抱える問題点や対応ぶりが実によく似ていると思えてならない。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>&nbsp;</p><p>ここ数年、八百長疑惑や大麻事件などで揺れ続けてきた相撲協会。これに業を煮やした一部の「反体制派」が平成の大横綱、貴乃花親方を担ぎ出した。そのため伝統である一門制が崩壊の危機に瀕した─これまでのマスコミ報道は概してこういったトーンである。だがどうも納得がいかない。　</p><p>驚いたのは理事選のシステム。表向きは無記名投票だが、実際には立ち会い人がチェックできるような状態で行われていたのだという。事前に調整して票を各候補に振り分け当選者を決めた上、裏切り者が出ないようにしていたわけだ。</p><p>こんなものは選挙でも何でもなくただの談合である。世論の批判もあって今回は方法を変え、完全な無記名投票が実現、これが貴乃花親方当選の大きな要因になったとの見方がもっぱらだ。</p><p>　</p><p>大相撲をめぐる問題の根本には、理事長をトップとする理事会という「利権集団」の存在があることは明白だ。責任の所在が曖昧で危機感も自浄能力もない。一門制も、かっては良好に機能していたのかもしれないが、今では利権構造を温存するシステムに成り下がっている。選挙という名の談合はその象徴だ。　</p><p>貴乃花親方が今後、自らが望むような改革を進めていくには相当な苦労と時間を要するだろう。だが少なくとも、彼が意を決して立候補しなければ理事選も無投票となりこうした問題が表面化することもなかったはずで、それだけでも立ち上がった意味がある。　</p><p>&nbsp;</p><p>さて、わが福岡県政。中島前副知事、そして県町村会長の山本文男添田町長の逮捕で、県政の舞台裏が次々と明らかになりつつある。こうした腐敗の根本的な原因は何か。麻生渡知事を頂点とする現体制にあるのは明らかではないか。前副知事ら2人が摘発され、悪者になっただけで事態が収まってしまえば、「病巣」は残ったままである。　</p><p>相撲協会は朝青龍関を引退に追い込むことで一連の騒動を収めようとした。早々に辞任した中島前副知事が朝青龍関と重なって見えるのは筆者だけではないはずだ。　県政にも「貴乃花親方」が現れてほしいが・・。</p>]]>
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    <title>世相を映す鍋料理</title>
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    <published>2010-02-22T00:24:07Z</published>
    <updated>2010-02-22T00:26:59Z</updated>

    <summary>（10年1月号掲載）「1人鍋」が今ブームなのだという。女性誌や情報番組で取り上げ...</summary>
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        <name>福岡県民新聞 ONLINE</name>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（10年1月号掲載）</span></p><p>「1人鍋」が今ブームなのだという。</p><p>女性誌や情報番組で取り上げられたからのようだが、ネットで検索すると様々なレシピやブログ、「1人用電気鍋」や「1人鍋セット」（旅館の夕食でよく出るやつ）などの商品も紹介されている。「1人鍋はオシャレ」といった文章も見られる。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>鍋料理は大好きだ。野菜がたくさん取れてヘルシーだし、体も温まる。何より福岡にはモツ鍋、水炊きなどうまい鍋料理が多い。寒いこの時期は毎日でもOK。真夏でも食べたくなり、一緒に行こうと誘った相手から嫌な顔をされることもままある。</p><p>　</p><p>居酒屋や料理店などで鍋料理を頼む際、これまでとちょっと変わったな、とは思っていた。以前は鍋料理と言えば「忘年会などの宴会で大人数でつつく物」。注文は2人前からしか受けてくれないのが普通だった。　</p><p>だが最近は、頼めば1人前からでも注文を受けてくれる店は珍しくないし、小さな1人用の鍋料理を手頃な値段で出してくれる店も増えた。コンロや小鍋を客ごとに並べなければならないから、店側にとっては手間が掛かって大変だと思うが、鍋料理好きにとっては嬉しい限りだ。　</p><p>そう言えば「おひとりさま」というテレビドラマが昨年放送されていたことを思い出した。男性だけでなく働いている独身女性などが夜1人で食事するケースが増え、それだけ需要が高くなったということではなかろうか。　</p><p>&nbsp;</p><p>この冬、多くの家庭で鍋料理を食べる機会が増えた─こんなニュースも、ネットで見付けた。食品会社「ミツカン」の調査によると、子供を持つ主婦416人にアンケートを実施したところ、約6割が今年は例年より鍋料理が「増えそう」「やや増えそう」と答えたという。　</p><p>その理由は「準備や片づけが簡単」「食費を節約したい」「家族がそろうことが多くなった」など。こうした傾向に伴って味やスタイルもバリエーションが広がり担々ゴマ鍋やキムチ鍋、カレー鍋などは今や普通の家庭でもすっかり定番となっている。　</p><p>同社は「不景気で外食が減って家庭回帰の傾向が高まり、鍋の美味しさや家族だんらんの楽しさが再認識されつつある」と分析する。鍋料理をめぐる変化は、今の世相を確実に反映していると言えそうである。　</p><p>&nbsp;</p><p>ちなみに筆者が1人用の小さな土鍋を購入したのは20数年も前のこと。以来、ずっと愛用している。「やっと時代が追い付いてきたな」と、何となく嬉しいような・・。まあ、単に独身生活が長いということなんだろうけど。</p>]]>
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    <title>波紋呼んだ日本人記者の1票 米メジャーMVP選出で</title>
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    <published>2009-12-25T05:54:59Z</published>
    <updated>2009-12-25T05:59:50Z</updated>

    <summary>（09年12月号掲載）米メジャーリーグで今年のア・リーグMVPに選ばれたジョー・...</summary>
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        <name>福岡県民新聞 ONLINE</name>
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        <![CDATA[<p style="text-align: right"><span style="text-align: right; line-height: 20px; color: #993300; font-size: 13px; font-weight: bold">（09年12月号掲載）</span></p><p>米メジャーリーグで今年のア・リーグMVPに選ばれたジョー・マウアー選手に対し、唯一1位票を投じなかったのは日本人記者─こんな記事が11月末、西日本スポーツに掲載された。　</p>]]>
        <![CDATA[<p>MVP（最優秀選手）を決めるのは一定の条件を満たした野球担当記者である。各記者が複数の選手に1位、2位と順位を付けていき、各順位に応じた点数を合計して最も高かった者がMVPに選ばれる。　</p><p>マウアー選手はイチロー選手を抑えて首位打者になるなど好成績を残していたMVPの大本命。実際、選考に参加した記者のほとんどが1位に挙げた。ところがただ1人、2位にした記者がいたために満票での選出を逃した。それが、<strong><a href="http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/2008/12/post-20.html">かつて本欄でも取り上げたことがある小西慶三記者（フリー）だったというのだ</a></strong>。　</p><p>&nbsp;</p><p>西スポの記事中では小西記者の判断に好意的な米記者のコメントを紹介していたが、その後、同記者の投票行動を批判する同業者やファンの声がネット上で散見されるようになった。　</p><p>理由の1つは小西記者がイチロー選手と親しいこと。そのため、イチロー選手からタイトルを奪ったマウアー選手に1位票を入れなかったのではないか、と勘繰る声が上がっている。　</p><p>2つ目は選考の理由についていまだに明らかにしていないこと。ある記者が別の選手を1位にした理由が知りたくて同記者にEメールを送ったが、返事がなかったという。　</p><p>さらに、同記者が1位にした選手に対する他の評価が低いこと。この選手はシーズン最終盤、夫人に暴力を振るうなどのトラブルが判明し、チームが優勝を逃した「戦犯」としてファンから非難を浴びているという。　</p><p>&nbsp;</p><p>筆者はかつて小西記者と同じ会社に在籍していたことがある。同期入社で、運動と編集と所属部署は違ったものの馬が合った。記者としても優秀で数年前、イチロー選手に取材できる数少ない記者の1人だという話を聞いた時は、さもありなんと納得したものだ。　</p><p>彼であれば、他の多くの記者がマウアー選手に投票することは当然予想していただろうし、あえてそれと違う判断をする以上、何らかの理由があるはずだ。自ら情報を発信すれば疑念や批判を払拭できると思うのだが。　</p><p>それにしても一日本人記者が、アメリカのような国で他者と違う考えを表現し内外で波紋を呼ぶなど、少し前なら考えられない。横並び、無難が社是としか思えない日本のマスコミに飽き飽きしているだけに、とても痛快なニュースだった。</p>]]>
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