居抜き物件 [2015年2月24日10:01更新]

 元気都市を自認する福岡市は、住民票が増加していることから、毎年人口が確実に増えていることは把握していると思うが、住民票は実家に残したままの学生など、若い独身者がどの程度居住しているかまでは、把握できていないかもしれない。
こうした若者の大半は都心部のワンルームに住んでおり、部屋はほぼ寝るだけで、調理することはほとんどないと聞いたことがある。
しかし都心部には深夜営業のコンビニやテイクアウト、配達専門の飲食店も数多くあり、食事で困ることは無くなった。
だからというわけではないが、都心部の片隅には、屋台同様に3坪以下の狭さを売りにして、冷蔵庫からのビール出しを客に手伝わせ、客もそれを喜んで手伝っているような飲食店もある。
こうした飲食店は家庭で普段使っていた調理器具を持ち込み、当然ながらグラスや皿などの食器類も新しく買ったりはせず、少ない資本で店を造る方法を若者は生み出し活用しているのが、福岡市のエネルギーになっているようにも思える。
こうした起業したい若者向けに、居抜きの飲食店舗を検索できる専用サイトがネットで開設されており、不動産業界でも専門業者が増えて来た。
新しい商売を始めるチャンスはいくつでもある。