裁判費用詐取・損害賠償裁判~被告・福岡県弁護士会の勝ち [2016年10月28日10:31更新]

タグで検索→ | / /

詐欺罪などで懲役14年の実刑判決を下された高橋浩文・元弁護士に、多額の裁判費用を騙し取られたのは、ただでさえ懲戒申立が増加していたにもかかわらず、福岡県弁護士会の監査が通り一遍で、指導および監督を怠ったためだとして、原告3社が福岡県弁護士会を相手取って、2億3100万円の支払いを求めた損害賠償請求裁判の判決が、昨日27日木曜日言渡された。
案の定というか、予想通りというか、原告の負けとなった。

ところで、詳しくは新聞報道を見ていただくとして、被告が福岡県弁護士会だっただけに、原告が依頼した弁護士は県外の弁護士だったが、福岡県弁護士会所属の弁護士が受任するのは厳しかっただろう。

数日前には、どっちが勝っても高裁へ控訴だろうとしていたが、よくよく考えると、いずれは弁護士になる裁判官が裁くのだから、福岡高裁でも勝てないだろう。

出世するような裁判官は、裁判制度に棹をさすような愚かなことはしないはず。