朝倉地域の復興はいつになるか [2018年6月18日13:26更新]

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先日、昨年7月5日の集中豪雨で甚大な被害を受けた朝倉市杷木松末地域を訪れた。
市の復興計画では、(1)すまいとコミュニティの再生(2)安全な地域づくり(3)産業・経済の復興、を柱にしており、地区別に今後の工程表を記している。
松末地区の場合、2018年度から生活基盤の本格復旧や安全性を高める整備をすること、19年度までに被災住宅の解体・撤去、18年度までに松末小学校の跡地活用を検討することなど29項目に亘り、スケジュールが予定されているようだ。
自宅が全壊したり流出したりした住民のための住宅は、松末地区から離れた杷木小学校跡地に54戸が建設される予定で、松末地区への建設計画は今のところない。
しかし、地元住民の思いは元の場所に住みたいとの事。
だが市都市計画課は、地元の思いには理解しつつ、「現時点では、松末地区には安全に建てられる場所がない」と対応に苦慮している。
1年近くが経過しているが現地を歩いてみて、改めて被害の甚大さを感じ、同じ福岡県民として一日でも早い復興を願うばかりである。