ある運送会社の話

ある運送会社の社長から、信頼していた社員がある日突然得意先まで奪って独立したという話を聞いた。

独立と同時に会社を設立するも、正式な免許や許可を取得しないまま、コンテナ運搬業をスタートした様だ。

ところが、営業を始めて間もなく、コンテナ内の積荷が崩れ横転事故を起こした。

幸い死亡者はいなかったが、それを機に無免許無許可が監督企業の知るところとなり、営業開始に協力した同業者や得意先にも矛先が向いていると聞く。

業種によっては人員不足が解消されておらず、性善説で採用した社員から、企業内部から食い荒らされる恐れがあるので用心することだ。