政治家目指すならプロレス

普通の人が政治家になろうと思っても 地盤・看板・カバンがないと なかなか難しい。
一般的に 団体や地域のお世話をしっかりやって 地方議員になれればいい方だ。
だが、俳優、歌手、アナウンサー、スポーツで 知名度がアップすれば 道が開けてくる。

衆院議員を7期務めた馳浩氏が 三つ巴の激戦を制し石川県知事に当選した。
元プロレスラーが 首長になったのは初めてではなかろうか。
行政トップとして重責を担うが、政治経験も申し分なく 安心して任せてよいと思われる。

プロレス経由で政治家になる道が認知されつつある。
全国レベルの知名度のあるプロレス出身の政治家と言えば、国会議員で アントニオ猪木氏(引退)を筆頭に大仁田厚氏(引退)、神取忍氏(引退)、岩手県議でザ・グレート・サスケ氏(引退)、それから 西村ワールドで有名な 東京都文京区議の西村修氏が思い浮かぶ。

最近は知名度はなくても 地方のプロレス団体から地方議員の座を射止める覆面レスラーも出て来た。
大分市議会のスカルリーパー・エイジ氏、初当選した時は驚いたが現在3期目、立憲民主党に所属して頑張っている。

そして昨年12月の太宰府市議選では、無名のタコス・キッド氏が当選、本名ではなくカタカナのリングネームと覆面、素性が分からなくても許される。
選挙の半年前から 辻立ちして チラシを配って 個別訪問しても 落選した人物を知っているだけに複雑な思いだ。
タコス氏には1期で終わらないよう、市民のためにがんばって頂きたい。

来年は統一地方選挙、知名度のない新人が当選するためには、プロレス団体の門を叩くのが近道かもしれない。