NIE 教育に新聞を

新聞各社は、以前より新聞を教材として学校教育に役立てる「NIE 教育に新聞を」という取り組みをしており、11月26日付の朝刊で第10回「いっしょに読もう!新聞コンクール」受賞作が発表されていた。

最近は各自がネットで情報収集はしても、まとめるという作業がなくなったような気がする。
そういう点からすると、新聞というのは読みやすく、記憶に残りやすい。

新聞コンクールの児童・生徒の受賞作品は素晴らしいもので、記事を読み、考え、そしてまとめることの大切さを改めて思った。

但し、最近の新聞紙面の約3分の1の面積を広告が占めており、中には精力増強サプリや週刊誌の見出しなどに、子どもに説明し辛い過激なコピーが並んでいる。
我が子も小学校高学年、説明を求められたらどうしようかと親としてハラハラする事も多々ある。

購読者数も減少し新聞社も火の車、広告収入を得たいのは理解するが、教育のことを思っているのか疑問も残る。



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週刊誌の未来

閣僚らの不祥事が週刊誌からスクープされることが続いており、官邸は週刊誌の取材力に頭を悩ましている。
そのうち総理官邸から週刊誌に、政治家の身体検査を依頼する時代が来るのではなかろうか。

冗談はさて置き、スクープ記事のトップランナー、週刊文春、週刊新潮、週刊現代、週刊ポストであるが、最盛時には4誌合計225万部の発行部数を誇っていた。

しかし、最近はネットでの情報の発達で週刊誌離れの傾向が続き、4誌の合計は170万部前後にまで落ち込んでいるという。

世間を騒がせている週刊誌ですら販売に苦戦を強いられているこのご時勢、ある大手企業が運営しているサイトでは、月額380円で文春や新潮をはじめ250誌以上の雑誌が読み放題とのこと。

自分の未来も闇の中であるが、出版社の未来も分からない。



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ネットで広がる、副業ビジネスの実態

最近、インターネットを見ていると、広告などで「スマホだけで1日数時間の作業で20万円」などを見かける機会があると思う。
それに不随して、「副業」という言葉がインターネット上では見かける事が多くなった。
こうした文章を見ると、大抵の人は半信半疑、あるいは詐欺とみるかもしれない。
しかし、私の周りにはこうした「スマホで副業」の方が意外にいる。
実際に収益を出している人もいる。

様々な方の話を聞いてきたので、今までに遭遇した「副業」の方の状況を、何回かのシリーズで書いてゆこうと思う。

今回は詐欺に遭遇した事例だ。

街の張り紙で、「セレブレディーの相手で稼ぐ」というようなものを見たことはないだろうか?
同じような内容の広告をインターネット上でも見かける。

つまり、お金持ちのセレブ女性の身の回りの世話をすることで報酬を得る、という内容。
まあ、セレブの都合のいいひもになる、という話。

男性は半信半疑ではあったが興味があり、問い合わせを行った所、まずは説明会を聞く事になった。

説明会では、とてもシンプルな話で分かりやすく、実際に稼いでいる人の話も聞く事ができたとの話。

一通り説明が終わると、セレブ女性に施術するためのエステ技術を身に着けないといけない、という話が出てきた。
エステ技術の習得に必要な費用は30万円。
それ以外の技術習得や費用はない、という話だ。

男性は登録をして、30万円を支払った。

支払ってその後、全く連絡が取れなくなり、そこで詐欺だと気づいた。

今回の事例はネットに限らずはびこる、比較的単純な詐欺だが、こうした初期費用を要求する副業の類は沢山ある。
主にLINEやインスタグラムで勧誘が行われているが、実際に自分が稼いでいる事を説明されると、案外簡単に引っかかってしまうようだ。

ネットで「副業 詐欺」などで検索すると多くの情報が出てくるが、私が様々な方の話を聞いてみた限り、ネットではかなり偏った情報が多い。
実際は詐欺ではないレベルのものもある。

次回はそうした「初期費用を支払う副業」についてお話しようと思う。

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