田川市~あまりにも酷過ぎる選挙違反

 4月26日に行われた田川市長選挙は、26日の投票分では現職候補がリードしていたが、期日前投票分が開票されに連れて逆転し、新人が63票の僅差で当選する結果となった。
他の地区に比べて投票率は70%以上で高く、さらに投票者数に対する期日前投票率は35%を超えており、これも異常と言っていいほどで、何か作為が感じられる数字である。
この事を田川市選挙管理委員会に申し立てても、提出した当初から棄却されることが予測されたため、事前に調査した事例を列記して、今度は県選挙管理委員会に提出した。
同地区は炭鉱華やかりし頃から、博徒と呼ばれる人が牛耳っていた土地柄だけに、今でもその名残で暴力団がはびこっており、かなりの力を持っているのも事実で、地元警察も容易に手を出さない風潮がある。
それらの力を利用したのが今回の選挙で、若者を中心にスマホなどで人を集め、レンタカーで期日前投票場へ人を送り込み、買収工作を行っていた様だ。
暴力事件は日常茶飯事で、かつては暴力団の力で町の秩序が保たれていた地区だけに、選挙違反行為などは罪の意識も無く、ただ単に票を売り買いしただけのビジネス行為と認識しているようで、白昼堂々と街頭で行われた形跡が窺える。
選挙管理委員会は、選挙での買収行為が犯罪だと知らしめる、啓蒙運動からまず始めなければ、同地区に正常な選挙を望むのは無理なようだ。


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