地銀の支店再編

コンビニのATMを利用する人が増え、銀行の窓口カウンターは閑散として、支店の規模縮小や統廃合が予想され、小さな町などからの撤退も予想される。
幹線道路等に面した一等地に、銀行が競って支店を開設したのは、今や昔話になって語られる有様で、時の流れの速さに驚くばかりだ。新たな支店開設は歓迎されても、撤退は取引先だけでなく地方自治体の行政と事前の調整が必要で、既にトラブルが発生している地銀の噂も聞く。
支店の統廃合が進めば次に控えているのが、人員のリストラが予想され、無能な行員を押し付けられる前に、事業の拡大を狙っている企業は、優秀な行員をヘッドハンティングする準備を密かに進めているようだ。

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みずほ銀行リストラの影響は・・・?

金融機関に割り振られている4桁の数字、銀行コードの「0001」はみずほフィナンシャルグループのみずほ銀行で、「0005」の三菱東京UFJ銀行、「0009」の三井住友銀行の2行を加えて、三大メガバンクと称されている。

金融機関を規模別に区分けすると、都市銀行、俗にいう都銀の下に全国各地で概ね県単位に地方銀行があり、また旧・相互銀行が形を変えた第二地方銀行、さらに信用金庫や信用組合が数多く存在、大企業から中小、零細企業までの資金需要に携わっている。

都銀は一昔前まで学生の就職活動の人気銘柄で、採用されると生涯が保障されたといっても過言ではなく、うらやましがられたものだった。

ところが先日発表された銀行コードナンバー1のみずほ銀行は、バブル期で過大となった店舗集約化を図り、今後10年間で約2万人のリストラを実施すると発表、銀行内では首切りの噂で持ちきりとなり、人事の怪情報が乱れ飛んでいるようだ。

メガバンクの一角が崩れ落ちると、その影響は地方銀行や第二地銀に及ぶのは必至で、いくつかの企業から内定を得ている学生の中には、金融機関を避ける動きが予想され、人事担当者は頭を痛めることだろう。

市場縮小~リストラ

先日聞いた話だが、新入社員諸君は男女を問わず、パソコン操作に慣れてないそうな。
え?、いまどきの若い衆は、スマートフォンをしょっちゅういじっているから、そういうことはないだろうと思ったのだが、わからないことやゲーム、メールなどでスマホを利用するものの、パソコンで文章を書いたり、グラフを作成するケースはほぼ皆無であることから、パソコン操作にはなれてないという。
だからというわけではないのだろうが、パソコン市場が縮小しており、東芝と富士通、それとソニーから分社したVAIOが目指した経営統合は、その後の「成長戦略」が見通せないとしてご破算となり、また“インテル入ってる”で有名な半導体最大手のインテルも、10万7300人の社員を最大で1万2000人削減する計画を発表した。

ところで先日から話題になっている「天神ビッグバン」は、天神地区のビルを建て替えれば、建物の容積率や融資利率などで優遇してくれるというもので、これを機会に天神地区の古ぼけたビルを建て替えましょうよ、そうすれば街並みがきれいになって、観光客もたくさん誘致できますよ、景気がよくなりますよ、というのが根本的な目的。

田中角栄が話題になっている。
高度成長華やかりし頃、つまり消費すること、修理せずに使い捨てること、古くなったら新しいものに買い換えること、これが美徳と思われていた頃の、景気上伸の代名詞のような人物。

タンス預金などせずに、消費しましょう。
3万円の給付金も使いましょう。
お金は天下の廻りモノだからドンドン使って、回しましょう、ということなのだろう。
そうすれば、景気がよくなる?・・・・・・・かもしれない。