総選挙後の変

~次の総理候補が動き出す~
沖縄県知事選挙での敗北を隠すため、安倍総理は自らの外遊中に解散風を巻き起こすよう指示し、年末商戦を期待していた中小企業の願いもむなしく、師走の総選挙実施となった。
マスコミが先日行った世論調査で、安倍総理の支持率が39%に急落する一方、不支持率は前回よりアップし40%になったことが発表され、安倍総理の顔色がやや悪くなったようにも見えてくる。
アベノミクス選挙と命名し悦に入っているようだが、アベノミクス効果の恩恵を、ほとんどの国民が受けていないだけでなく、円安で食料品などは値上がりし、生活は苦しくなっているのが現状だ。
さらに10月31日、日銀が発表した黒田バズーカ2」、金融緩和政策第二弾は、政策委員9名の中で、中小企業への悪影響を心配する民間出身の政策委員4名が反対、賛成する委員と同数になったため、会議を主催した黒田総裁の判断で決定したことが、先日公表された。
安倍総理は自己中心型の人物だけに、好調な時は素晴らしい力を発揮すると言われているが、守りに入ると脆く、体調が直ぐに悪化するタイプ。
今回の選挙では、自民党が多少の議席を減らすことはあっても、政権が覆るまでには至らないが、支持率低下は不支持率へと代わり、さらなる支持率低下につながることが予想される。
したがって、第三次阿部内閣が誕生しても、短命で終わる可能性が高く、次の総理大臣が取り沙汰され、永田町が一段と騒がしくなるだろう。
こうした中で、名前が最初に浮上するのは麻生副総理ということになるのだろうが、自民党には総理大臣に相応しい人物は、他にいないのだろうかという気がする。
余りにも情けない話だ。


続きを読む