都議会1人区・小池圧勝

東京都議会選挙は7月2日の投開票日に向けて、多くの候補者が選挙戦を繰り広げているが、選挙区の中で一人区は、千代田区、中央区、武蔵野市、青梅市、昭島市、小金井市、島嶼部の7つがある。

その勝敗の行方に注目が集まっているが、今や圧倒的な小池旋風が吹き荒れ、かろうじて島嶼部で自民党が当選するようだが、そのほかは総崩れとなりそうだ。

かつて衆議院選挙は中選挙区で、一つの選挙区から複数の議員が当選、バランスの取れた議員構成となっていた時期もある。

ところが小選挙区になってからは一人だけの当選で、それだけに党の公認を得ることが最重要となり、相対的に総理大臣と党本部の力が強大化、その結果が森友学園や加計学園のような、悪しき官邸主導の弊害となって現れている。

表題の写真は世田谷区の候補者ポスター。また下の写真は中央区の候補者ポスター。いずれも記事内容とは関係ありません。

 

自民党の再生

自民党は、中選挙区時代はもちろんのこと、小選挙区になってからも、党内に多くの派閥を擁し、派閥の領袖は自派の拡大を目指して派閥同士が切磋琢磨し成長してきた。

ところが数年前から安倍一強となり、諫言する派閥領袖が不在でおかしくなっていたが、ようやくここにきて自民党の中から自分の意見を述べる人が出てきた。

ただ、批判する人たちが出てきたとはいえ、いずれも過去の人たちであることから、早く現役の元気の良い人が出てくることを切にねがう。

ところで、森友学園に端を発した問題は加計学園問題に波及、安倍総理自身に火がつき、菅官房長官は火消しに追われているが、多くの国民は菅官房長官の発言を信用しなくなったことも事実だ。

加計学園に関しては、当初文部科学省から上がっていた火の手が、農林水産省にも延焼し始めたようで、今後は加計学園が開学した地方自治体関係者から新たな煙が上がることだろう。

さぞかし安倍総理、辞任するなどと見栄を張らなきゃ良かったな、などと今頃、ホゾをかんでいるかもしれない。

共産党倍増

 杜の都・仙台市を擁する宮城県で、25日開票された県議会議員選挙では、定数59議席に対して86人が立候補し、激しい選挙戦が繰り広げられ、共産党がそれまでの4議席から8議席に倍増する一方、自民党が過半数割れとなる予想外の結果が生じ、政界に大きな衝撃を与えた。
民主党から自民党に政権が代わってからは、弱小政党が次々に誕生、中には維新の党のように少し大きくなれば分裂する有様で、野党全ての政党名を覚えている人も少ないだろうし、またその存在理由も感じられない。
政権与党には自民党の歯止めのために公明党を、また不甲斐無い野党である民主党にハッパをかけるために日本共産党を置けば、この4党だけで我が国の政治の世界は充分だろうし、税金も倹約出来てスッキリするだろう。
衆議院も中選挙区を復活させて比例制を廃止すれば、中途半端な国会議員の誕生を阻止できるようにも思える。
関西の離党した愚かな議員や、下着ドロボーのブラック議員などは早々と首にすれば、魑魅魍魎の住む世界も少しは明るくなるだろう。

  続きを読む