JR久留米駅前再開発事業で高齢者向け住宅?

5年前の新幹線開業を機に、JR久留米駅東口で再開発事業の目玉として、35階建、297戸の分譲マンション「ザ・ライオンズ久留米ウェリスタワー」が大成建設により完成したが、今度はそのマンションの道路を挟んだ北側の第二街区で、35階建の分譲マンションと13階建高齢者向けマンションを開発する計画が、昨年末発表された。
建物の1・2階には地権者を含む店舗が入居し、低層階建物にはミニ医療モールも開設する模様で、総工費は220億円だという。

ところが、久留米地区は一昨年来、分譲マンションの開発がひじょうに活発で、西鉄久留米駅の近隣、花畑駅の近く、そして中心部の六ツ門周辺では供給過多の状態に陥っており、地場や大手を問わず、デベロッパー各社は販売で苦戦している。
超高層マンションの事業主体がどのデベロッパーなのか不明だが、共同企業体となるのは確実。
ゼネコンは竹中工務店。

もう一つ懸念材料がある。
サービス付き高齢者住宅として建設される低層階マンションのことだ。

大部分が売れ残り、最終的にバルク販売されるのではないか、当初の建築費の10%程度の値段で大手が手に入れることになるだろうと語る関係者もいる。

福岡県第1区

「嘘は泥棒の始まり」と子供の頃からしつけられてきたが、先日の新聞には衆議院を解散するという嘘だけは、世間が認めていると書かれていた。
福岡県内には第1区から第11区まで有り、福岡1区は長年にわたって松本龍氏が固い地盤に支えられ、衆議院議員を務めてきたが、民主党政権時代の東日本大震災で、復興大臣としての発言が暴言とみなされ、その後の総選挙では県会議員出身の、自民党公認候補井上貴博氏が当選し今に至っている。
松本龍氏が代議士の時には利権など眼中に無く、ビジネスの話は余り聞かれなかったが、自民党の井上貴博氏が議員になってからは、九州新幹線の開通とともにJR博多駅を中心に開発が進み、一挙に新しい交通拠点へと変身した。

また博多港には連日大型クルーザー船が入港し、乗船客を運ぶバスが足りずに福岡周辺から観光バスを調達、爆買いの観光客が福博の町を潤しているのは周知の事実である。
そして福岡空港は、国内外からの航空機が飛来し過密状態で、今では滑走路を1本増やして、需要に対応するための拡張工事が始まっており、今後空港の運営が民営化すればさらに利用客が増えるだろう。
福岡市は人口154万人で国内5番目の都市に昇格、今後ますますアジアを中心にした海外交流が盛んになり、さらなる人口増加も想定されるため、陸・海・空の、すべての表玄関がある福岡県第1区が、改めて全国的に注目を集める選挙区になるのは間違いないだろう。


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