豊前の超優良企業

役員報酬 家族3人で7600万円

福岡県豊前市に、主に九州電力㈱から得る収入で潤っているS社という企業がある。
家族経営で不景気やコロナ禍であっても安定収入があり、京築地区における超優良企業と言って良いだろう。

同社は、宇島港に入る石油運搬船の水先案内を主たる目的として設立された会社だ。
公表資料によると従業員4人、直近3年間の平均年商は 約1億9000万円でコロナ禍の影響はなし、それらは九州電力、豊前環境開発エネルギー㈱、豊前ニューエナジー合同会社、以上3社からの収入で、約1500万円の純利益を安定して稼ぎ出している。

特筆すべきは役員報酬である。
役員には代表取締役として元市議会議員のA氏とその 家族2名が名を連ねているが、令和3年3月期には その3人に計 7600万円が支払われている。

S社の直近4年の決算

S社がどのように安定した財務基盤を築いたか、その成り立ちについて取材をしたところ、実に興味深い話を聞くことができた。

昭和52年、豊前市の宇島港で九州電力の豊前(石油火力)発電所が稼働を始めた。
昭和の時代、国内各地で海岸埋立地に発電所が建設され、電力会社からかなり手厚い漁業補償等の地元対策がなされたという話を聞くが、ここ宇島でも 例に漏れず 同様の対策が行われた様だ。

関係者の話では、豊前発電所の建設が決まってから九州電力と地元住民との間で協議が行われ、水面下である合意がなされたという。
それは、九州電力から漁協に直接「補償金」として支払うことはできないので、幹部らが新規事業を行う会社を設立し そこに業務委託費として支払い、その会社から漁業関係者に還流させるというものである。

当時、物事を前に進めるための苦肉の策だったと思われる。
昭和50年9月、漁協の幹部4人が役員となって設立したのがS社(設立当初は有限会社)で、役員のうち監査役を務めていたのがA氏の父親だった。


成り立ちと現在

豊前発電所が運転を開始し、S社が石油運搬船港の水先案内をするようになり、九州電力からS社には 業務委託料が支払われるようになった。
設立当初こそ S社から漁協関係者に様々な形(飲み食いや旅行等)で支払いが行われていた様だが、平成に入り時間の経過と共に、次第にその回数や額も減っていったという。

平成8年に役所勤務だったA氏が市議会議員に初当選を果たす。
S社は役員の入れ替わりなどを経て 平成19年4月に株式会社に組織変更を行い A氏が代表取締役に就任、そして同25年12月には過去を知る全役員が退任し A氏1人の経営になった。
その後、同27年6月には A氏の娘が、同29年7月にはA氏の妻が取締役に就任し、家族経営の会社として現在に至る。

ちなみに、九州電力豊前発電所は令和元年6月に運転を停止、S社が水先案内を行っていた石油運搬船は入って来なくなったが、九州電力からの業務委託料は現在も継続して支払われている。

S社への支払い額と運転停止後の支払いの妥当性について、九州電力に電話で尋ねてみたところ、支払い額については「社内基準に基づき適正に査定している」ということで教えてもらえなかった。
また 支払いの妥当性については「S社は燃料の受入れ業務に必要な知見経験を有し、稼働するため契約維持が必要」という回答だった。
廃止が決定しない限り、今後も支払いが続いていくということだろうか。

公表資料によると、S社は 九州電力と、豊前市が出資する豊前開発エネルギー、及び 豊前ニューエナジー合同会社の3社からの収入があり、その合計額は約1億9000万円程度である。
令和2年3月期で 豊前開発エネルギーが支払った金額が 年間約4500万円だったので、九州電力からの業務委託料は年間1億円程度ではないかと想像する。

地元の人の話では、「過去も現在も殆ど仕事はなく、S社の社員は釣りをして一日を過ごしている」そうだが、それが事実なら こんな上手い商売はない。
繰り返すが、年間1億9000万円を売り上げ 純利益1500万円、役員報酬が家族3人で7600万円である。
高い電気料金に苦しんでいる住民がこれを知ったらどう思うだろうか。


会計報告をしない三セク

豊前市が出資している豊前開発環境エネルギー㈱という会社がある。
第三セクターでありながら市に会計報告をしておらず、不透明な経営が続いている。

同社は平成26年6月、豊前市海域の水底質悪化を改善するため、石炭灰を原料にした「軟弱ヘドロ地盤改良材・ハイビーズ」の製造を目的に設立された。
豊前市のほか 民間企業10社が出資、開業して5年間は九州電力の長崎や熊本の石炭火力発電所から排出される石炭灰を船で搬入、ハイビーズに加工する業務を行ってきた。
また、令和元年度からは豊前バイオマス発電所(イーレックス㈱・九電みらいエナジー㈱・㈱九電工の共同出資)等から排出されるバイオマス灰の加工業務を始めた。

代表取締役社長の白石康彦氏は元北九州市建設局長で北九州高速鉄道(株)代表等を歴任した人物、副社長には 現豊前市商工会議所会頭の上田大作氏(上田産業㈱代表)、監査役には豊前市からの榎本義憲副市長(当時)が就いている。

ところで、石炭やバイオマスの焼却灰は産業廃棄物に該当し県の許可が必要とされているが、開業7年目の令和3年12月、同社が 県発行の事業許可証を偽造しバイオマスの焼却灰を取り扱っていたことが発覚する。

→ 西日本新聞 福岡・豊前の三セク、バイオマス焼却灰を無断処理 県の許可証偽造か(2021/12/4)

結局、第三セクターの専務が逮捕(後に有罪判決「懲役3年、執行猶予5年、罰金50万円」)される異例の事態となり、同4年3月には県から許可取消の処分を受けたことで、向こう5年間は営業ができなくなっている。
問題は、同社の会計内容が市に報告されないということである。

そのために副市長が監査役に就いているのだが、当初から副市長の榎本氏は豊前市に同社の会計報告を一切行ってこなかったのではないか。
市が詳細な内容を把握していないことから そんな疑問が湧いてくる。
副市長でありながら市長の補佐役を十分に務めていなかったため、榎本氏は平成29年度途中に副市長を「解任」されている。

本来なら 副市長解任と同時に同社の監査役も辞任すべきところ、なぜか現在も榎本氏は監査役に居座り続けている。
市議会も同社の会計が不透明な点を問題視しているが、議会の問いかけにも応じていない。


こうした中、弊社では 同社が事業停止する前の令和2年3月期・ 同3年3月期の決算書を入手、確認したところ 3億円以上の債務超過に陥っていることが判った。


豊前三セクは清算か

豊前市が出資した 豊前開発環境エネルギー㈱(三セク)の所期の目的は、豊前の海の水質を改善することにあった。
そのために出資者が集い、九電の石炭火力発電所から排出される厄介者の石炭灰を同社で再生させることで、「九電」、「豊前三セク」、「再生に関わる業者」、そして何より「漁業関係者」も喜ぶ、先駆的な「四方良し」の仕組みを作り上げるということで、当時は意気揚々、やる気がみなぎっていたという。

会社設立は平成26年6月、プラントに設備投資をして、九電の松浦発電所から石炭灰が初めて入ってきたのが同29年11月、そこから本格的に稼働を始めた。

弊社が入手したのが令和2年3月期(令和元年度)と同3年3月期(同2年度)の貸借対照表及び損益計算書である。

令和2年3月期の売上高は 4億2332万0236円、売上原価が4億1205万4190円、最終利益が 4953万8161円の赤字となっており、長短借入金合計が 8億3691万0019円、3億8681万1416円の債務超過となっている。

令和3年3月期の売上高は 4億9211万3040円、売上原価が3億8865万5975円、最終利益が 3275万1809円の黒字、長短借入金合計が 8億1747万8019円、3億5405万9607円の債務超過である。

新規事業を始めた会社が、初期投資に費用が掛かり 債務超過でスタートするのは珍しいことではない。
また、当初の石炭灰に加え、令和2年1月からは近隣のバイオマス発電所から出るバイオマス灰の処理も始めたことで事業拡大の意欲も窺われ、同3年3月期では黒字に転換しており、債務超過脱出への希望も見え始めたと捉えて良いかもしれない。

ところが、その矢先の同3年12月、些細な書類偽造が発覚し、同4年3月には県による事業認可が取り消されるという事態に陥った。
向こう5年間は事業を再開することはできず、利益を生むことができない状況になっている。

令和4年3月期以降の決算は不明だが、関係者はもうこのまま復活は難しいのではと話す。
設備投資したプラントのメンテナンスもできておらず、九電から主原料の石炭灰が搬入される確約がなく、再開の見込みが立たないというのだ。

となれば、債務超過のまま清算、出資者は資金を全額回収できないことになる。
三セクだけあって簡単に清算とはいかないかもしれないが、豊前市も出資金の回収ができなくなる可能性もあるだろう。
結局、目的の豊前の海の水質改善も道半ば、当初のやる気も虚しく、三セクに関わった殆どの企業や人の 思惑が外れてしまったのである。


豊前三セクから不透明な支出

三セクの豊前開発環境エネルギー㈱は 所期の目的を果たせないまま債務超過の状態で事業が停止し、現在も再開の目途が立っていない。
豊前市を含め、関わった全ての出資者の思惑は外れ、もはや精算するしかない状況と言えよう。

そうした中、決算書類を見ていくうちに、出資もせず、ただ儲かったと思われる企業が存在していることが判った。
それが前述のS社である。

S社は、松浦発電所から搬出される石炭灰の運搬船が入港する際、水先案内をする業務を委託されていた。
令和元年4月~同2年3月の1年間に同運搬船が入港したのが 計48回、1週間に1回のペースである。
そして、豊前開発環境エネルギーからS社に支払われた金額が、1年間で4812万5000円、傭船料が1回当たり約100万円という計算になる。

また、Y社(北九州市)に対しては、豊前開発環境エネルギーが 浮桟橋の賃料という名目で 年間 2376万円を支払っている。
月額に換算すると 約200万円、浮桟橋とは、石炭灰の運搬船からの積み下ろしや係留を目的としているそうだが、その必要性について疑問を呈する関係者もいる。
しかも、同浮桟橋の所有はなぜか S社、S社所有の物件を わざわざY社に支払っているのかが謎である。

そして興味深いことに、Y社の株式の一部を北九州市議の渡辺均市議が所有し、平成30年8月21日から令和5年1月25日までは役員に名を連ねていたことも判った。
Y社の代表者に 上記の不明な点について電話取材を試みたが、数回かけても代表は留守ということで直接話を聞くことはできなかった。

以上のように、S社とY社へ豊前環境開発エネルギーから不透明な支出がある。
同社監査役の榎本義憲氏が これまで市や市議会で会計内容の説明をしていれば、このような疑念を持たれることもなかったと思われるが、副市長を解任されても監査役を辞めず、一切説明がないので疑念は膨らむばかりだ。

また、豊前環境開発エネルギーの社長は、北九州市の部長など要職を歴任した白石康彦氏、副社長には豊前市の商工会議所会頭の上田大作氏が就いており、榎本氏が職責を果たさない場合は、出資をしている豊前市の市民に対しての説明責任を果たすべきだろう。

同社が債務超過で事業停止を余儀なくされた中で、S社は1回100万円の傭船料を売り上げているほか、所有する浮桟橋をY社に貸し出し Y社の売上に貢献しているという不可解な資金の流れもある。
その中で、S社は家族3人の役員報酬として7600万円を得ているのも既報の通り、S社の代表は 元市議会議員だ。
おそらく 公の場で、市民が納得できる丁寧な説明をしてくれることだろう。

山下良平氏のイラストが黒ラベルに

27日に開催されたクイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝)では、福岡の九電工が来年のシード権を得られる8位入賞を 惜しくも逃した。
今年も駅伝の季節がやって来た。

今日帰ったら、予約していたサッポロビールのケースが届いていた。
限定缶黒ラベル、那珂川市出身のアーティスト、山下良平氏の作品で 箱根駅伝出場20校と関東学生連合1チーム(合計21チーム)のタスキをモチーフとしたデザインとなっている。
正月の箱根駅伝まで もつかどうか自信はないが、山下氏の作品を眺めながらゆっくり黒ラベルを味わいたい。



ちなみに今年10月にオープンしたホテル、クロスライフ博多天神(中央区春吉)には山下氏によるウォールペイントが描かれており話題になった。
これからも山下氏の作品から目が離せない。

太陽光の闇 ③ ~宇久島裏口認定の根拠 ~

宇久島裏口認定の根拠

宇久島メガソーラー事業は、佐世保市宇久島に約 480MW、国内最大規模の発電能力を誇る太陽光発電事業で、発電した電力を海底ケーブルで佐世保市に送り、一般家庭約17万3000世帯分相当をまかなうとしている。
同事業は、2012年にドイツのフォトボルト社が設立した TERASOL合同会社が主体となり、京セラ・九電工・オリックス・みずほ銀行が 約2000億円を出資することで始まった(後にフォトボルトとオリックスは撤退)。
発電設備認定を受けたのが FIT制度が始まった年度末の2013年3月27日とされているが、未だ運転を開始どころか地元漁業関係者との調整中で 本格着工まで至っていない。


宇久島メガソーラーHPより ↑

組坂氏は 情報公開請求で集めた資料を元に、「当初の事業者TERASOLが 土地の権利関係の条件を満たしていなかったのに、認定が取り消されていない」と指摘する。

最も日付の早い契約書で 2018年10月25日、それ以前にある土地の権利関係の書面は、地元区長らと交わした6801筆分についての 「賃貸証明書(リンク参照)のみということが判っている。
しかも「私有地については最終的に地権者の判断だが、地権者がメガソーラー用地として賃貸するよう協力を求める」という記述があるように、権利確定とは程遠い内容だ。

前述のように、経産省は 認定を受けたにも拘わらず 運転を開始していない事業者全てに報告徴収を行っており、もちろん TERASOLに対しても、2013年9月に通知が発送され同10月18日までに書類を提出させたと考えられる。
「土地の権利が確定していない事業者は認定を取り消す」、「権利者の証明書は認められない」と厳しく規定されていることから、賃貸証明書しか保持していないTERASOLは認定取消しになっているはずである。



賃貸証明書しか保持していないTERASOLが、認定取消しとなったことを裏付けるのが、2017年9月に 組坂氏が情報開示請求で入手した「平成28年度(2016年度)までの認定事業者一覧(リンク先参照)」だ。

事業者名は黒塗りで消された資料だが、一覧表の中に 出力が480MW規模の事業者は存在しておらず、この時点で TERASOLの 宇久島メガソーラー事業は認定されていないことが確認できる。

ところが、現在の認定情報を経産省のサイト(リンク先長崎県を参照)で確認すると、同事業が 2013年3月27日に「宇久島みらいエネルギー合同会社」の名前で認定を受けたことになっているのだ。



2018年11月に経産省に提出された事業計画変更届(リンク先参照)により、認定を受けた事業者が、TERASOLから宇久島みらいエネルギー合同会社に変更され事業譲渡をされたとしているが、経産省が受け付けたということは TERASOLが認定を受けていたことになり、ここに疑問が生じる。



平成28年度(2016年度)までの認定事業者一覧」にTERASOLが確認されなかったのに、なぜ2013年3月に宇久島みらいエネルギー合同会社が認定を受けたことになっているのか。

また、宇久島みらいエネルギー合同会社が認定を受けている筆数は計 11,196筆で、2013年の賃貸証明書に記載のある 6801筆とは一致しない。
その差4,395筆、これだけの筆数が追加されたということは、そもそもの土地の権利関係書類がいかにいい加減だったということだ。

更に、事業用地のうち 農地転用と林地開発の許可が必要だった部分については、2019年8月に最終的に許可が下りており、土地の権利の確定に同年前半までかかったと考えられる。

以上のことから、組坂氏は 「経産省が2013年10月に報告徴収を実施した際、土地利用について確定した書類がなかったTERASOLについて、故意に認定を取り消さなかった疑いがある」と主張する。



ー 続 く ー

築上町の談合事件

昨年から行われていた九電工本社の外装工事は終わって、一旦は完全に足場も解体されていたが、再び足場が組み立てられシートが張られて、全く中の様子が判らなくなっていた。

その工事期間には、多くのマスコミが本社の家宅捜索状況などを外部から撮影しようと思っていたが、鉄壁のガードをされて無理だったと嘆いていた。

偶然だろうが家宅捜索が終わった後に、シートも外され足場も解体されると、社員4人逮捕され事件は落着したのか、現代表が記者会見を行い、陳謝していたが、組織的関与は否定されている。

過去には工事毎に数百万円、数千万円単位の現金が支払われ、役員の名前も取り沙汰された企業だけに、本当に組織の関与が無いと断言できるのだろうか、業界関係者の大半は記者会見を見て笑っており、七社会の2社の体質が露呈した。

最近は同業者や下請業者への強要などが、関係者から漏れ聞こえて来る状況で、マグマも溜まれば近く火を吹くのではなかろうか。



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築上町官製談合

築上町の死亡した町議に、800万円の現金を渡した贈賄容疑で、九電工の行橋営業所長が逮捕されている。

受け取った町議は既に亡くなっており、昔から「死人に口なし」の言葉があるように、亡くなった町議もあの世から反論は出来ず、残された家族は悔しい思いをしている事だろう。

一昔前の話になるが九電工の裏金工作は有名で、発注する担当者には勿論のこと、贈賄で相手に渡す現金の一部を水増しし、社内における上司への上納金もあったようで、その額で社内の出世が決まるという、噂話を良く聞かされたものだ。

その頃の役員の中には、上納金で自宅の他に住宅を購入した人や、彼女に中洲で店を持たせた兵もいたと聞いた事がある。

今回の事件に関しても統一選挙が終われば、福岡県警が捜査を更に進めるとの情報もあり、中でも日豊本線沿いの自治体を調べれば、何かと問題が有る案件も多いと噂され、必ず出てくるとも言われている。



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こども病院PFI事業者は決定済み!?(2)有名地元企業K社の名前

(09年11月号掲載)

福岡市役所だが先述の通り、事業者選定に関する審査は第3者である有識者が行うことになっている上、応募者やその関係者が事業に関して有識者と接触することは禁じられている。

このため、選考の過程で外部の意向が入り込む余地はないように思えるが・・。

「ですが、一部のベテランが『支持者をPFI事業に参加させた方が得策だ』と、反対派を説得したのは間違いない」(同)。


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こども病院PFI事業者は決定済み!?(1)暗躍する一部自民市議

(09年11月号掲載)

福岡市立こども病院(中央区唐人町)福岡市立こども病院(中央区、写真)の人工島移転問題。本紙は先月号でPFI事業縮小の裏側で展開された、事業参加をにらんだと思われる自民市議団の動きについて報じた。これについて「詳しく知りたい」という読者の声が寄せられた。 

そこで今回は、事業者決定までの過程についておさらいした上で、「すでに決まっているのでは」とされる企業や一部自民市議の思惑などについて、あらためて詳述したい。 


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