福岡市VS保育園

 福岡市では4月に市議会議員選挙が行われ、ベテラン議員の引退に伴って新しい議員が誕生し、臨時議会を経て現在は6月議会が行われている。
今回の選挙では議員の支援団体として、宗教団体や企業に混じって保育園関係者の票が、特に保守系の市議会議員の中では、かなりの比率を占めていたようだ。
ところで、保育園を監督指導するこども未来局と、保育園団体窓口の間には、前述の如く市議会議員の団体が存在して、潤滑油の役目を果たし双方の調整を行っていたが、ベテラン議員の引退でトラブルが発生している。
自民党市議会議員の集まりで団体を組織しているが、リーダー議員の不在で潤滑油としての役目が果せず、両者の意見が食い違いギクシャクし、収拾がつかない状況になりつつあるようだ。
双方が言い分を主張するのは良いことだが、保育士の人手不足から待遇改善を問題化し、これを白日の下に晒すと保育園の運営実態に波及するのは必定で、さらに保育園の園長や理事長の待遇問題にまで事態が発展すれば、双方が血を流すことになり、問題は大きくなって解決には至らない。
市議会議員の最大会派は自民党だが、強力なリーダーシップを取れる議員が不在で、余程勉強しないと他の会派から質問攻めにあい、委員会や本会議で恥を晒すことになるから、ベテラン議員は先頭に立って勉強する事だ。 続きを読む