高槻市議の給与は月額66万円・公設秘書兼職問題

日本維新の会がやらかしたかと思ったら、自民党や立憲民主党でも 国会議員が現職の地方議員に秘書を兼職させる事例が相次いで発覚し問題になっている。
国会議員は国家国民のため様々な情報を効率よく収集し、政策提案を行っていかなければならない。
それをサポートする公設秘書に時間的余裕はないと思われ、国家のため 余程の理由がある場合を除き 兼職するべきではないだろう。

ちなみに、公設秘書は国家公務員特別職、国から給与が支払われ 公務員と同じ様に手当や夏冬のボーナス・退職金が支払われ、とても羨ましい身分である。

逆に、地方議員の視点でいうと、自治体の規模で給与が決まり兼職禁止とは言えない。
総務省作成の資料によれば、人口が3万人以下の自治体の平均報酬は月額25万円、夏冬のボーナスは出るが、一般の公務員のように交通費や手当、退職金は一切出ない。
これで 子どもを大学まで行かせることは難しく 兼職を禁止という訳にはいかない。

しかし、今回問題になっている維新の国会議員の公設秘書は、人口は約35万人の大阪府高槻市の市議で給与は月額66万円である。
高槻市議会の議員定数は34人、議員1人平均 約1万人の市民生活を預かっている計算になり、とても 国の仕事を兼職できる余裕があるとは思えない。
国会議員も市議も、その職責を軽んじているのではなかろうか。

政治家の秘書

国会議員には国会法で3人の公設秘書を置くことが出来、政策立案や立法活動を主に行う政策秘書や、議員の職務を遂行を補佐する第一公設秘書、第二公設秘書がいる。

実際には3人では事務所運営は困難で、他に地元地域の行事等に議員の代理として参加する私設秘書など、一般的に10名前後の人員で運営している。

私設秘書の大半は将来の政治家の卵として、議員である先生の後ろ姿を見ながら日々走り回っており、労働基準局が調査をすれば多くの事務所が違反の摘発を受けるのは間違いない。

朝早くから夜遅くまで仕事の内容は様々で、実際に元旦から大晦日まで年中無休で働いていた秘書もいたが、その秘書は将来政治家になる夢があり、また師事する議員の政治に向き合う姿勢に惚れ込んでおり、何ら問題は無かった。

しかし最近は職業的秘書もおり、また先生の質も大きく様変わりしているようで、携帯電話の普及から情報が漏れ、マスコミが取り上げて議員の先生が窮地に追い込まれるケースも見受けられる。

北九州地区を地盤とする国会議員の中には、その言動が暴力団幹部顔負けの先生もいるようで、最近マスコミが追っかけている噂も聞かれ、内部告発が密かに準備されているようだ。



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