志賀島の船旅 その3

ベイサイドプレイスから志賀島港までの船旅ではいろんなものが見られます。
例えば、大型クルーズ船。博多港は、日本で一番クルーズ船の停泊が多い港なんです。
平成29年のクルーズ船寄港回数は326回で3年連続日本一!(うち外国船社309回)
ちなみに2位は長崎港で267回、3位が那覇港で224回。中国や韓国とともに寄港しやすいことや大型客船でも停泊できる環境が整備されていることがあげられるでしょう。
さらに外国航路船舶乗降人員数は平成29年で209万人を数え、25年連続日本一です。

現在、クルーズ船の寄港回数の増加や大型化に対応するため、中央埠頭の西側岸壁を延伸し大型クルーズ船が2隻同時に着岸できるように取り組んでいます。
平成30年秋頃までには岸壁が約330m延伸され、世界最大級の大型クルーズ船「オアシス・オブ・ザ・シーズ」(全長362m)も停泊することができます。日本では寄港実績がなく、博多埠頭が延伸することで、今まで以上にクルーズ船の種類や寄港回数も増やすことができます。

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観光都市福岡~博多港中央ふ頭延伸計画・・後編

完成すれば、まがりなりにも820mの岸壁が姿を現し、大型クルーズ船が2隻同時に着岸可能となり、世界最長の全長361mを誇るオアシス・ザ・シーズも博多港に寄港可能となる。

だが逆に問題も発生する。

今まで、同じ中央ふ頭西岸壁に着岸していた、国際フェリーのカメリアは反対側の東岸壁に移動するのだが、そこに入管施設を設備する計画は立てられていない。

だからカメリアからの外国人観光客は、400m離れた西岸壁にある入管施設まで移動しなければならないことになる。

またこれらの構想は、あくまでも海からの観光客が、今まで以上に増加すると言う前提に立ったものだが、当然ながら減ることもある。

中国人観光客の爆買い現象は下火になっているからだ。

福岡市に求められていることは、普通の外国人観光客訪れやすいように、交通システムのインフラ整備だけでなく、ソフト面の都市整備を充実して、もう一度行ってみたいと観光客に思わせるように、「今の福岡」を魅力的に経験してもらうことが大事なことではないだろうか。


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観光都市福岡~博多港中央ふ頭延伸計画・・前編

高島福岡市長の掲げている政策の1つに「観光産業都市福岡」がある。

これを受けて、マリンメッセ福岡や国際ターミナル、クルーズセンターが立ち並ぶ中央ふ頭と、ベイサイドプレイスのある博多ふ頭、そして2つのふ頭を結ぶコンベンションセンターを含めた、ウォーターフロント地区再整備計画が動き出した。

福岡市を訪れる外国人観光客が利用する交通手段の1つである、大型クルーズ船が着岸する中央埠頭は、今のところ1隻が停泊するだけなら問題は無いのだが、2隻が同日に入港するとなれば中央ふ頭はスペースが無いため、貨物船が利用する少し離れた箱崎ふ頭を利用せざるを得ないのが現状だ。

だがこれでは福岡市のイメージがダウンする。

そこで浮上したのが中央ふ頭の延伸計画で、将来的には現在の中央ふ頭の横幅400mをそのまま、北側の沖合いに330m延ばす計画だが、横幅400m×全長330m×水深10m、という巨大な体積を考慮すると、完成するまでには時間と費用が莫大になることから、急場をしのぐため、横幅を取り合えず計画の5%、20mに抑え、大きな桟橋程度のミニふ頭サイズで、平成30年度までに完成させたい考え。

完成すれば、まがりなりにも820mの岸壁が姿を現し、大型クルーズ船が2隻同時に着岸可能となり、世界最長の全長361mを誇るオアシス・ザ・シーズも博多港に寄港可能となる。

だが逆に問題も発生する。


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福岡県第1区

「嘘は泥棒の始まり」と子供の頃からしつけられてきたが、先日の新聞には衆議院を解散するという嘘だけは、世間が認めていると書かれていた。
福岡県内には第1区から第11区まで有り、福岡1区は長年にわたって松本龍氏が固い地盤に支えられ、衆議院議員を務めてきたが、民主党政権時代の東日本大震災で、復興大臣としての発言が暴言とみなされ、その後の総選挙では県会議員出身の、自民党公認候補井上貴博氏が当選し今に至っている。
松本龍氏が代議士の時には利権など眼中に無く、ビジネスの話は余り聞かれなかったが、自民党の井上貴博氏が議員になってからは、九州新幹線の開通とともにJR博多駅を中心に開発が進み、一挙に新しい交通拠点へと変身した。

また博多港には連日大型クルーザー船が入港し、乗船客を運ぶバスが足りずに福岡周辺から観光バスを調達、爆買いの観光客が福博の町を潤しているのは周知の事実である。
そして福岡空港は、国内外からの航空機が飛来し過密状態で、今では滑走路を1本増やして、需要に対応するための拡張工事が始まっており、今後空港の運営が民営化すればさらに利用客が増えるだろう。
福岡市は人口154万人で国内5番目の都市に昇格、今後ますますアジアを中心にした海外交流が盛んになり、さらなる人口増加も想定されるため、陸・海・空の、すべての表玄関がある福岡県第1区が、改めて全国的に注目を集める選挙区になるのは間違いないだろう。


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博多港ビール輸出~3年連続日本一

6000円前後の料金でビール工場見学と試飲が出来るバスツアーは、ゴールデンウィーク前頃から夏にかけて、いくつもの旅行会社が企画しており、人気が高い。
個人的には毎週でも行ってみたいほどの、このバスツアーに組まれているビール工場は、竹下にあるアサヒビール博多工場、朝倉市のキリンビール福岡工場、そして日田市のサッポロビール九州日田工場の3ヶ所で、サントリーの九州熊本工場は熊本県上益城郡嘉島町で少々遠距離であるところから、福岡発のビール工場見学バスツアーには組み込まれていないようだ。
九州には国内4大メーカーの工場がすべてあることは知っていたものの、ビール離れが進んでおり、苦戦しているのではないかなと思っていたが、さすがに各社の営業力は素晴らしく、韓国向けの輸出量は毎年増加しているようで、門司税関調べによれば、博多港のビール輸出は3年連続で全国1位を保っているそうな。
嵐の面々が出演しているサントリービールのCMの中に、「九州でしか飲めません」というのがあるが、東京では飲めなくても、韓国では飲めるのだろう。 続きを読む