女系天皇容認を撤回・河野太郎氏

世論調査で総裁選を一歩リードしている河野太郎氏であるが、過去の女系天皇容認の発言がここにきてクローズアップされ、持論の女系天皇容認を事実上撤回することになった。

昨年8月のインターネット番組で、皇位継承のあり方について「女系天皇も含めて検討する必要がある」との認識を示し、「今は結婚すると女性は皇室から外れるが、女性も皇室の中に残す」と述べていた。

これまで保守層は女系天皇容認に猛反発してきたが、女性の活躍が当たり前になった時代において、女性天皇や女系天皇の考え方はもっともという論調が多くなり、国民の多くは深く考えずどちらでもいいという雰囲気があったのは事実だ。

しかし、小室氏の登場で 一気に流れが変わった。
仮に、眞子内親王殿下が女性宮家の当主となられ、小室氏とご結婚となると、小室氏は「殿下」となる。
お二人の間にお子さまが生まれた場合、皇位継承権を有し、K殿下が天皇の父親になる可能性も出てくる。

今回、眞子内親王殿下は皇室を離れることをお決めになられたが、報道されてきた小室氏のトラブルによって、国民が女系天皇容認の危うさに気づいたのである。

今回 河野氏は、安倍前総理の支持を取り付けるためだけに、女系天皇容認の持論を撤回したのか、小室氏の一件で考え方を変えたのか定かではない。
改革派リーダーとして古い体質を変えてくれることに期待もあるが、女系天皇容認に見られるように、河野氏に日本の未来を託していいのかどうか不安も多い。