埋没する森友学園事件

昔々、伊丹十三氏が製作した映画に、「あげまん」というタイトルがあったが、その映画が再び注目を集めて、各地で上映会が企画され話題になっているようだ。

ところで、安倍恵総理は国内外で発生している重要案件の対応に追われているが、昭恵夫人は北海道スキーツアーに参加したり、都内でのセミナーで対談に登場するなど、5人のキャリア官僚に守られて、森友学園事件などどこ吹く風の、自由奔放な生活を送っている。

歴代の総理夫人は万事控えめで、これほど話題になったファーストレディも珍しく、既に辞任したものの、森友学園名誉校長のほかに、加計学園の名誉園長もあり、共産党や野党が狙っている第二弾として登場するのも間近となってきた。

森友学園事件

森友学園の問題では、不明瞭な用地取得に続き、安倍総理や昭恵夫人の名前が表面に現れ、連日大きな話題になっている。 

ところが、安倍総理サイドの旗色が悪くなり始めたら、今度は自民党参議院議員の鴻池祥肇氏が登場、当事者である森友学園理事長籠池泰典氏を一方的に悪者に仕立て上げ、マスコミの記者を前にして、実に見事な啖呵を切ったものだが、唐突にこの問題で鴻池議員が登場してきたことに、違和感を持った人も多いようだ。 

その一方で週刊誌では、故鳩山邦夫代議士事務所の名刺を持った人物も、今回の森友学園問題事件で新しく登場したようだが、既に代議士は昨年なくなっており、この新しい登場人物は事件の幕引きのために登場してきた人物のように思われて仕方が無い。 

さあ、本当の黒幕は誰だろう。