客引き禁止!~6月1日から施行

福岡市や北九州市、飯塚市、久留米市、大牟田市の繁華街で、客引きや客待ちなどの行為を禁止する福岡県迷惑行為防止条例が、6月1日から施行される。
今から50年ほど前、スタンドバーなどの営業は午後11時までと決まり、警察が厳しく取り締まった事があった。
しかし食事を出す食堂は例外で11時を過ぎても営業が出来、中央区清川にあった「日の出食堂」は、食事のついでにアルコールを飲むことが出来るため、非常に繁盛していた記憶がある。
だから少し離れたスタンドバーではこのスタイルをパクって、お握りと赤だしに漬物セットを客に出し、あくまでもこの店は食事をするところで、アルコールはついでなんですよという言い訳で、深夜まで営業し儲けた店も出て来た。
それがスナックの名前で流行し、その後セット料金が生まれて今日に至っているが、最近はセット料のないバーが、再び息を吹き返し、飲んだだけの安い料金で営業する店が増えてきた。
今回の条例改正で客引きなどが禁止されれば、夜の繁華街で働く男性の仕事が減ることになるが、こうした面々はひじょうに逞しく、抜け穴も良く知っており、次はどんな手で来るだろうかと、非常に興味を持って見ている。
ところで最近の判例によると、今や死語となりつつある「枕営業」や「美人局」、「特攻隊」などの言葉が、裁判所で飛び交っているようだが、所詮は世間からずれた裁判官、単語そのものの意味は頭で理解が出来ても、言葉同士の相関や繋がっていく機微は、当たり前だがお分かりになっていないようだ。 続きを読む