騒々しくなってきた自民党

衆院選挙を控え国会議員が注目している横浜市長選挙、1週間前に行われた世論調査では、立憲民主党が推薦する山中竹春氏が一歩リード、保守分裂の影響で 前国家公安委員長の小此木八郎氏が追いかける展開、現職の林文子氏は大きく差をつけられているという。
山中氏と小比木氏の差は 10ポイントあり、投票日までの残り1週間で逆転するのは、保守系候補のいずれかが辞退し一本化するなど、余程 何かが起こらない限り難しいだろう。

菅総理の地元の選挙だけに小比木氏が敗れるようなことになると、総選挙を控えている自民党の先生方から「菅総理では戦えない」との声が湧き上がると思われる。
70歳を超えた自民党の重鎮が相次いで引退を表明する中、菅総理をいち早く支持し「黙食」を楽しむ二階幹事長(82)に対する若手議員の視線も冷たくなっている。

自民党関係者やマスコミの間に、党本部の現職公認方針に 異を唱える怪文書等が届いており、コロナ感染者の急拡大を引き金に党内が騒々しくなって来た。

横浜市長選挙

想定以上のメダル獲得で、マスコミは連日大きな報道で舞い上がっている中、影が薄くなっているのが横浜市長選挙だ。

8月8日告示、22日投開票の予定で、現職の林芙美子市長が3選を目指している。
横浜市は菅総理のお膝元とあって、総選挙の前哨戦として意識せざるを得ない闘いとなり、盟友の小此木八郎前国家公安委員長の支援に回る様だ。

今回 立候補予定者は元知事経験者2名を含む 10名以上になる見込みだが、事前の世論調査では 三つ巴の争いになりそうだ。

中でも横浜市立大学の医学部を6月に退職し立候補を予定している 山中竹春氏は、野党共闘の試金石として 期待を一身に背負っている。
しかし、ここに来て 大学の元同僚らの話がネットを通じて拡散し、話題になり始めており、どの様に事態を収拾して選挙に臨むか 野党も頭が痛いところだろう。