小郡市長選挙は3人の争い

小郡市の市長選、小郡市・三井郡(大刀洗町)選挙区県議選は、ここのところ 1枠を巡り保守分裂の一騎打ちとなり僅差で勝負がついてきた。

2017年の 市長選挙
加地良光氏 13,355票
平安正知氏 12,969票

2019年の 県議選挙
井上忠敏氏 16,104票
横尾政則氏 15,486票

4月18日 小郡市長選が告示され激戦の火蓋が切って落とされた。
今回の市長選には、自民県連が推薦する前市長の平安正知氏(60)と自民福岡6区の鳩山二郎衆院議員が推す現職の加地良光氏(56)で 再び一騎打ちになると思われたが、直前になって飲食店経営の新人 古賀秀紀氏(66)が名乗りを挙げ、3人の争いとなった。

選挙管理委員会によると、期日前と不在者投票者数が前回の同時期と比べて倍以上のペースで推移しているという。
25日が投開票、各陣営の必死の訴えは続く。





復帰戦略に暗雲・小郡市長選挙

任期満了に伴う小郡市長選(4月18日告示、同25日投開票)には、現職の加地良光氏(56)と前市長の平安正知氏(60)が立候補する意向を示している。

前回(平成29年4月)の選挙では、自民党と民進党の推薦を得て余裕で4期目に挑戦してきた平安氏を、草の根運動を展開した新人の加地氏が僅差で破る波乱となり周囲を驚かせた。
平安氏の敗因は、上意下達を過信したことや公開討論会をキャンセルするなど驕りが指摘されていたが、地元県議が集会で「よそ者に市長を任せるわけにはいかん」と発言し、多くの転入してきた市民の反発を招いたこともあったという。

今回は、復帰を目指す平安氏に自民党県連は早々と推薦を出したが、地元では過去の醜聞が話題になり、早くも暗雲が漂っている様だ。

最近は森喜朗前会長の女性蔑視発言も話題になるなど、女性を大切にしない政治家に世論は容赦ない。
清廉潔白を求める学会票も、前回は自主投票となったが、問題が周知の事実となっている以上敬遠するのではなかろうか。



 

小郡市長選挙 ~ 現職敗れる

現職の平安正知候補と、新人のかじ良光候補が激しい一騎打ちを繰り広げた小郡市長選挙は、かじ良光氏が1万3355表を獲得、新しい市長に選ばれた。

世論調査では、かじ良光氏が1ヶ月前までは数ポイントリードしていたが、平安正知候補の陣営は、福岡6区補選同様の戦術で、小郡市周辺の代議士や県会議員の秘書たちを大量に動員した上に組織の締め付けを図り、かなりのところまで追い上げたのは事実だったようだ。

投票日前日の22日に開催された自民党福岡県連年次大会で、関係者は精一杯動いたという自己満足に浸り、誰もが現職の当選を信じて疑わなかったという。

しかし新人の選挙事務所では、日を追うごとに迫ってくる現職の勢いを肌で感じ、最後まで全員が気を緩めず活動した結果、386票の僅差になったようだ。

自民党福岡県連の年次大会が選挙の明暗を分けたといっていいだろう。


 

公務を欠席? ~ ある県議の噂

今から10年ほど前に閉校していた、嘉麻市の県立嘉穂工業高校跡地に、福岡県消防学校が福津市から移転、4月10日に新校舎完成式典が行なわれた。

式典には小川洋福岡県知事が出席、空港防災等社会基盤委員会委員長である、小郡市選出の井上忠敏県議会議員も、当然ながら役職上、テープカットのメンバーであるため、出席を依頼した関係者は席も用意していたが、空席のまま、式典は終わった。

どうやら井上県会議員は、地元の市長選挙の応援で忙しかったのだろうと、出席した県会議員の間ではもっぱらの話題になっていたようだ。

小郡市の現職市長を応援している井上県議は、新人のかじ良光候補が当選すると、次の統一選挙では新人の県議会議員候補が立候補するとの噂があり、非常に微妙な立場に立たされているだけに、公務も欠席したのだろうというのが話題の正体だ。

小郡市長選挙~4月23日投票日

小郡市長選挙は投票日まであと4日。

現職の小郡市長は、昨年行なわれた福岡6区衆議院補欠選挙で、落選した候補者を支援していた経緯がある。

一方の新人、かじ良光候補は、当選した鳩山二郎氏を応援し、自らも草の根運動の一員として活動してきたこともあり、今回の選挙でもこまめに顔を出しており、若干優位のようだ。

現職の選挙事務所には、北九州市を地盤とする県会議員を筆頭に多数が詰めかけ、従来通りの上意下達の命令口調で選挙戦を繰り広げているが、末端の運動員には浸透していないようだ。

動員をかけ集められた運動員からは不平不満の声が漏れている有様で、昨年大敗した補欠選挙の反省もせず、同じ過ちを繰り返しているようでは、選挙に勝つことは難しいだろう。

かじ良光候補出陣式~小郡市長選挙

4月23日の小郡市長選挙投開票日に向けて、新人のかじ良光候補の出陣式が、昨日の16日に生涯学習センターの広場で10時から開かれた。

朝から好天に恵まれた会場には1000人を超える支持者が集まり、現職候補が過去12年間、これと言った実績を残さなかったことに対して、市民からの不満が高まっていることを証明するような大会となった。

式は、各地区の代表者紹介に続いて、後援会長や市議会議長から支持が呼びかけられ、そしてかじ候補が立候補したきっかけと小郡市の将来像を熱く語りかけた。

支持者はかじ候補の話に聞き入り、かじ候補に将来の街づくりを託した出陣式であった。

小郡市長選挙~平安正知氏・輝く町づくりフォーラム

小郡市長選挙は4月23日の投開票予定日に向け走り出している。

既に立候補を表明している現市長の平安正知氏は、4月1日(土)午後5時から小郡文化会館大ホールで約600名の市民を集め、決起大会に変わる「輝く町づくり」フォーラムを開催した。
地方創生副本部長で、自民党政調会長代理の片山さつき参議員議員が特別ゲストで、主催「ふるさと小郡創造委員会」。

フォーラムは4部構成で、ステージⅠはまちづくりの笑談師今泉重敏氏の講話、ステージⅡは片山さつき議員の特別講演、そしてステージⅢでは今泉氏、片山氏、平安氏の3人による対談、ステージⅣでは地元の子育て世代、若手の農業や商工事業者を交えた「ワクワクまちづくり笑談会」の順で進められた。

片山さつき議員の講演は、国政政局に触れることは無く、片山議員の九州との縁や、平安市長の人物評価が中心の30分間だった。

最後に質疑応答の時間が設けられたわけではなかったが、会場の聴衆の一人から、対立する立候補予定者との公開討論会開催を求める意見が出され、市民の間にも選挙ムードが徐々に高まっている印象を受けた。
ただ一つだけ難を言えば、春とはいえ4月に入ったばかりの土曜日の夕方、桜はまだ一分咲の頃合で寒さが残っており、暖房対策が必要だったかもしれない。

小郡市長選挙~かじ良光氏決起大会

西鉄大牟田線沿いの小郡市は、4月23日投開票の市長選挙に向け、既に熱い戦いが始まっている。

立候補が予定されているかじ良光氏の決起大会が、先日の3月26日(日)15時から、前武雄市長樋渡啓祐氏を迎えて開催、雨の中での開催となったが、参加者は1300人を数えた。

後援会関係者によれば、「雨の中、また年度末の中、集まっていただいたたくさんの応援者の方々の熱意を感じました」とのことで、4月23日に向けて一層の手ごたえを感じたようだ。

今回の市長選挙立候補予定者については、現時点で甲乙付けがたいという評があることから、かじ良光後援会では地元住民への丁寧な取り組みを、今後も続けていく考えだ。

小郡市長選挙

福岡県南部に位置する小郡市は、西鉄大牟田線の沿線都市として、利便性を生かした開発が進み、新しく住宅を購入した若い世代の人口も増え、旧住民と新住民が混在する新タイプの都市に生まれ変わりつつあるようだ。

現職市長57歳、対立する新人候補52歳で、年齢的に大きな差はないが、現職のほうが支持する政党や推薦団体も多く、現時点では五分五分の声を聞く。

しかし平安市長は現職の強みを生かして、組織に依存した選挙運動で、上から目線の運動では組織が硬直化し、今後の伸びには欠けるように思える。

それに比べると、新人のかじ良光氏は、金はないが若さと時間をもっており、一人の住民の声を聞いては、新しい政策を発表する姿勢が住民の共鳴を呼び、次第に大きな力になっていっているのが、有権者に次第に浸透しているようだ。

11も駅があるのだから、小郡市は・・・!!

街の発展は交通の便に左右される。
特に鉄道だ。

今年4月に市長選挙がある小郡市は、久留米市と筑紫野市にはさまれた、人口6万人弱の地方都市だが、市内を南北に走る西鉄大牟田線には駅が7つあり、東西を貫く第三セクターの甘木鉄道には4つの駅がある。
11もの駅があるのだから、さぞかし・・・とは誰も思わない。

駅前に商店街があるのは市中心部の西鉄小郡駅ぐらいのもの。
残りの10ヶ所は田んぼの中に駅があると言って過言ではない。
関東などのように、私鉄が鉄道を敷き、駅を作って、周囲にニュータウンを形成、人口増加に一役買えるようになれば良いのだが、西鉄三国が丘駅以外はどうやら西鉄大牟田線は逆のケースのようで、大牟田まで線路を作るのが目的で、途中の人が住んでいるところに駅を作ったかのようだ。

もちろん、行政も無策。
小郡市関係者も市民を増やそうという気はどうも感じられない。
人が増えるのも、逆に減るのも、なすがまま。
その結果、2035年、平成45年には現在よりも人口が約4000人減り、5万4000人となることが予想されている。

人口が増える要因の1つに仕事の問題がある。
少々古い資料だが、平成22年の小郡市役所調べによれば、市民の19%余が福岡都市圏に、そして12%弱が久留米に通勤しているそうだが、現在では福岡と久留米では10ポイント以上差が開いていることだろう。
かつて聞いた話だが、地方都市ではどこでも言えることだろうが、一番待遇の良い勤務先は市役所だそうで、二番目が農協という話しだったが、ここ小郡市でもこれは通じる模様。
ならば小郡市は、勤務地ではなく、ベッドタウンとしての街の将来を目指さざるを得ない。

11もある、駅をいかに活用するのか、真剣に検討することが求められ、福岡都市圏からの移住をどう図るのか、受け皿作りが今回選挙の重要な課題となるだろう。
人口問題をどう考え、いかなる解決策をとるのか、小郡市を変えたいと訴える候補者が現れることを期待したいものである。

 

小郡市・新体育館候補地~5ヶ所

4月に市長選挙を控えている小郡市は、立候補を予定している現職の平安市長によって、突然とも感じられる新体育館建設計画が、1月に発表された。

周辺整備を含むこの新体育館建設計画は、予算が40億円前後で、小郡市にとっては久しぶりの大型物件計画だけに、地元建設業界が喜んでいるのはいうまでも無い。

建設予定地は現在地での建替えを含め、小郡市内に5ヶ所の候補地が発表され、それぞれの予定地は選挙に向けて、後援会組織拡大に熱が入るのは当然だろう。

ところで4期目を目指す現職の平安市長は、過去2回の選挙が無投票で市長に就任しているだけに、急遽、福岡7区選出の現職代議士を飛び越えて、引退はしているが今でも自民党内に隠然たる勢力を持つ古賀誠氏を訪れ、建設資金の半分、20億円の予算獲得を依頼したとの噂を聞く。

人口減少が続いている日本国内では、既に箱物行政の失敗を多くの自治体が経験しており、予算が確実に取れる保証は無いのが実情で、その道のプロは手形が不渡りになることを恐れている。