戦国の肥前と 龍造寺隆信

旧・薩摩藩のへり、日向諸県郡で生まれ育ったこともあり、島津義久や義弘兄弟、釣り野伏せ、などのことはそこそこ知っていたつもりで、肥前佐賀の龍造寺家のことは、島津家が九州を攻め上がる際に、途中で戦った武将で、その死後に鍋島直茂が佐賀を手に入れた、という程度の知識しかなかった。

ところがこのころの龍造寺家当主、龍造寺隆信は、薩摩島津や豊後大友と並ぶどころか、その最大版図は下の略図でもわかるように、九州の半分以上を支配下に置いていた有力武将だったようだ。



となると、なんで九州一の有力武将が島津家勢に大敗してしまったのか、ひじょうに気になるところで、来週1月11日、㈱宮帯出版社(京都市)から出版される「戦国の肥前と龍造寺隆信」(川副義敦著)が待たれる。

内容は、第一章龍造寺氏のおこりから始まり、隆信と大友氏との攻防、肥前統一、筑後経略、五州二島の太守を経て、終焉まで、全十二章でまとめられ、城跡・古戦場の地図や写真などがふんだんに盛り込まれ、ひじょうに判りやすい様子。

著者は佐賀県立博物館・美術館の学芸員などを経て、現在武雄市図書館・歴史資料館学芸員で、佐賀県近世資料編集委員も勤められた、地元佐賀歴史に関する第一人者。過去には「肥前国一宮相論について」や「肥前国一宮阿蘇社の支配と権能」で、ともに新人物往来社郷土史研究優秀賞を受賞している。

【概要】
書名:戦国の肥前と龍造寺隆信
著者:川副義敦
判型:四六版 並製360頁
定価:2700円(本体2500円+税)
出版社:㈱宮帯出版社 京都市上京区真倉町739-1
TEL:075-441-7747
FAX:075-431-8877